ガス漏れした家の下に3匹の子グマを発見 専門スタッフが24時間体制でケアに(米)

ガス漏れした家の下に3匹の子グマを発見 専門スタッフが24時間体制でケアに(米)

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ガス漏れが発生した民家の床下で、配管を修理しようとした作業員が眠っている大きなクマを発見した。そこには生まれたばかりの小さな3匹の子グマがいたが、驚いた母グマは逃げ出してしまい帰ってくることはなかった。現在は専門スタッフが24時間体制で子グマ世話をし、母親代わりになる野生の雌グマを探しているという。『Fox News』などが伝えている。


米テネシー州セビア郡で今月13日、ガス漏れの可能性があるという通報を受けたガス会社の作業員が現場へ向かった。ガス管を修理するために床下に潜った作業員は、そこで眠っていたクマを見つけた。このクマが地面を掘った時にガス管を傷つけてしまったことが今回のガス漏れの原因とみられている。

クマ発見の連絡を受け、現場に向かったテネシー州野生生物資源局(Tennessee Wildlife Resources Agency)のデイヴィッド・セクストンさん(David Sexton)は当初、雄の大きなクマが1頭いるだけだと思っていたという。

「クマは眠っていたためガス漏れの被害を受けていたかどうか確かめようがありませんでしたし、クマがそこにいる限りガス管を修理することはできませんでした。しかし修理しなければ暖房が使えない状態でしたね。」

そのように明かしたデイヴィッドさんは何とかしてクマを移動させなければと思い、一度作戦を練ってから翌日に出直した。そしてクマを床下から追い出すことに成功すると、そこには3匹の小さな子グマが残されていた。オスだと思っていた大きなクマは母グマで、デイヴィッドさん達に驚いて子ども達を置いてどこかへ逃げてしまったのだ。母グマが戻ってくるかしばらく待ってみたが、一向に戻って来る気配はなかったという。

3匹の子グマは検査のために、テネシー大学の獣医学部に連れていかれた。詳しい検査の結果、3匹ともメスで体重はそれぞれ2ポンド(約0.9キロ)ほどで健康体だった。生まれて間もなかったため目も開いていない状態だったそうだ。

そして子グマたちを保護するために、アメリカグマの保護団体「Appalachian Bear Rescue」の専門職員であるコーイさん(Coy)と、マシューさん(Matthew)がケージや温かい毛布を持って駆けつけた。コーイさん達は子グマたちを“ジャスミン(Jasmine)”、“ジニー(Jeannie)”、“マジック(Magic)”と名付け、3時間おきにミルクを与えて24時間体制で見守りながら母グマの帰りを待ったが、母グマが戻ってくることは無かった。

「3匹の子グマを代わりに世話してくれる野生の雌グマを探すことが一番の方法だと思い、野生動物を扱う機関に連絡し、最近子どもを産んだGPSを付けている雌グマを探してもらっています。雌グマが何匹の子を抱えているのかを確認し、負担にならないよう配慮しながら母親代わりになれるかどうか考えています。」

そう明かすコーイさん達は現在も子グマ達の面倒を見ており、「もし母親代わりのクマが見つからなければ、私達が責任を持って世話をしていきます。この子たちにとって最善の選択ができれば良いと思います」と語っている。

画像は『Appalachian Bear Rescue 2021年2月17日付Facebook「ABR Update-February 16, 2021-Jasmine, Jeannie, and Magic Bear」』『WKRN 2021年2月16日付「Bear cubs rescued from crawl space after residential gas leak in Sevier County」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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