3匹の子グマが母グマと再会 「野生動物の子どもは母親のそばにいるのが一番」(米)<動画あり>

3匹の子グマが母グマと再会 「野生動物の子どもは母親のそばにいるのが一番」(米)<動画あり>

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先日、米テネシー州で民家の床下から生後間もない3匹の子グマが見つかったが、このほど逃げていた母グマが戻ってきたという続報が届いた。同じ民家の床下に帰ってきた母グマのもとへ、スタッフらが慎重に子グマを引き渡し、無事に親子は再会を果たしたという。民家のオーナーに許可を取り、親子はしばらく床下で暮らすようだ。『Fox News』などが伝えている。


米テネシー州セビア郡で今月13日、ガス漏れの可能性があった民家の床下を確認した作業員が大きなクマを発見し追い出したところ、3匹の生後間もない子グマが取り残されてしまった。保護団体の専門スタッフが24時間付きっ切りでケアを行い母グマの帰りを待っていたが、戻ってくる気配はなかった。

スタッフ達は母グマが子ども達を迎えに来ることはないと判断し、観察下にある野生の雌グマから母親代わりになれそうなクマを探し準備を進めていた。そして子グマ達にとって最善の環境となるように取り組んでいたスタッフ達のもとに、母グマが同じ民家の床下に帰ってきたという知らせが届いたのだ。

今回、調整役として尽力したダン・ギブスさん(Dan Gibbs)が「クマの親子を床下で過ごさせてほしい」と民家のオーナーに話すと、オーナーは快諾してくれたという。そしてダンさん達は、母グマから少し離れた場所に子グマ達を入れた箱を置いて渡すという作戦をとることにした。

当時の様子を撮影した動画では、床下にある通気口の金網を外して中を懐中電灯で照らすと、奥で目を光らせてダンさん達の様子をうかがっている母グマの姿が確認できる。「ちゃんと母グマが子グマ達を迎えに来てくれるといいんだけど」と多少の不安はあったと明かすダンさん達は、まず段ボールに毛布を敷いた特製の入れ物を穴から滑りこませた。

そして移動用ケージに入れていた子グマを1匹抱き上げると、子グマは大きな鳴き声をあげた。子グマを掴んだ右手を穴に入れて毛布の上に置こうとした瞬間、子グマの鳴き声を聞いた母グマが、待ちわびていたかのように勢いよく駆け寄ってきた。

驚いたダンさんが急いで手をひっこめると、すぐに母グマが鼻先を穴から外に出して周囲を探っている。ダンさんはそのまま2匹目と3匹目を穴から母グマに引き渡した。その後、再び懐中電灯で照らして中を確認すると、母グマはしっかりと子グマ達を連れて奥の方へと移動したようだ。

「母グマは私の手のすぐそこまで接近していたよ」と明かし冷や汗をかいたダンさんだったが、「野生動物の子どもは母親のそばにいることが一番ですね」と話しており、無事に親子を再会させることができて笑顔を見せた。

クマとの適切な過ごし方を教育プログラムとして提供する団体「BearWise」のキム・ディロージャさん(Kim Delozier)は「クマが人間の生活エリアに出てくるのはゴミ箱が原因になることがあり、そこに食べ物があると分かると、クマはその周囲にあるバルコニーや床下に居ついてしまうのです。テネシー州には多くのクマが生息しており、快適な住処になりやすい場所は競争率が高くなります」と今回クマが床下に現れた経緯を推測している。

画像は『Tennessee Wildlife Resources Agency? 2021年2月18日付Facebook「BETWEEN A BEAR AND HER CUBS!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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