イギリス在住料理研究家・エリオットゆかりがススメる「美味しいイギリス料理」

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、イギリス在住の料理研究家、エリオットゆかりが出演。オススメのイギリス料理について語った。

黒木)今週のゲストはイギリス在住の料理研究家、エリオットゆかりさんです。
イギリスで暮らして18年ということですが、是非イギリス料理のオススメ料理を教えていただきたいです。

エリオット)私の義理の母は、あまりお料理が上手ではない方でした。唯一、そんな母の得意料理だったのが「ケジャリー」という鱈の入った、ゆで卵と一緒に炒めたカレー味の炒飯のようなお料理です。鱈をお湯のなかで柔らかく茹でて、身をほぐして、ゆで卵を入れます。それとカレー粉と、ときどきレーズンが入っていたりします。

黒木)それを炒めて混ぜる?

エリオット)それがいちばん美味しかったので、自分で最初に作ったイギリス料理が「ケジャリー」でした。

黒木)あとはどのようなお料理がありますか?

エリオット)皆さんが日本の洋食だと思われている「スコッチエッグ」という、なかにゆで卵が入っているものがありますよね。周りに豚のひき肉でカバーして揚げてあるものが。あれは最近イギリスではおにぎりみたいにしています。おにぎりってなかの具がいろいろあるじゃないですか。スコッチエッグは外がいろいろ変化して、昔はシンプルなものだったのですけど、ブレックファースト味といったらソーセージとベーコンと。

黒木)ベーコンとかで包んで揚げるということですか。

エリオット)そうです。後はお魚バージョンがあります。イギリスは島国なので、お魚が豊富です。お魚をほぐしたものとポテトをコーティングしたもので揚げます。1種類しかなかったスコッチエッグにバリエーションが出てきたのも、イギリス料理の食の変化かなと思います。いちばん皆さんが知っているのはフィッシュアンドチップス。あれもなかなか美味しいのですよ。私は行ったばかりのときには、お醤油をお魚の形をした携帯用の入れ物に持っていって、ちょっとかけると美味しいのだろうな、と思っていました。じゃがいもじゃなくてこれがご飯ならどんなに美味しいだろうと思ったこともありますが、最近はフィッシュアンドチップスもいろんなソースがついていて美味しいです。後はローストビーフなどが定番であります。

黒木)食文化が変わってきているのでしょうか?

エリオット)変わってきています。

黒木)フランスでも日本食が愛されたりして、皆さん美味しいものを食べるようになった、という話を聞きます。イギリスもそんな感じですか?

エリオット)そうですよね。私が行った頃はセレブリティシェフというのがそこまでいませんでした。それぞれキャラクターを持った料理研究家さんがいて、ジェイミー・オリヴァーなどは当時カッコ良い若い男の子でした。いまは歳を取りましたが、彼が手際よくハーブとかを使って料理を提案していました。あとはナイジェラ・ローソンさんというちょっとセクシーな、日本だったらお料理をするのにこんな格好で良いのかな、っていうくらいセクシーな方がやっていましたね。
料理がというよりは、そのキャラクターで料理を紹介する流れが一時あって、そこから食に関しての興味がイギリスで広まったように思います。

黒木)みんな興味を持たれたのですね。

エリオット)そうです。その当時は本屋さんに行ってもお料理が表紙というのはあまりなくて、作った料理研究家さんの方が表紙でした。誰が好きかというので皆さん選んでいました。それぞれに特徴はあるのですが、食を変えていった時期だったというのを18年見ていて感じます。

 

エリオットゆかり/英国在住 料理研究家

■1968年・東京生まれ。イギリス在住。イギリス人の夫。長男・長女。
■2002年に趣味が高じて、和食&アジアン料理を中心としたケータリングビジネスを立ち上げ、ブログなどでイギリスの家庭料理を紹介。日本でも若い女性を中心に人気を集め、雑誌連載やイベント・テレビ出演などを展開。
■自宅で料理やテーブルコーディネートの教室「Yukari’s Happy Kitchen」も主宰。
■2014年には英国大使館「A Taste of Britain」の公認食のレポーターとして英国ロンドン郊外を拠点に活躍。イギリスと日本の料理の架け橋となっている。

 

 

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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