いまの眼鏡のトレンドはメタルで繊細なもの

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、眼鏡ライターの伊藤美玲が出演。眼鏡の最新トレンドや機能性について語った。


黒木)今週のゲストは眼鏡ライターの伊藤美玲さんです。
毎年行われている眼鏡の展示会は春と秋にあって、年に1度、「メガネ大賞」もあるのですね。

伊藤)世界的にはミラノとパリで展示会が行われていて、日本でも春と秋に展示会があります。秋のiOFTと言う展示会では、「日本メガネ大賞」という賞がありまして、デザインや機能が優れた眼鏡に贈られる賞です。私も何年か審査員をしていたことがありますが、たくさん眼鏡が並ぶなかで1つずつ見て審査して行きます。

黒木)作りの美しさだったりするのですか?

伊藤)部門に分かれていまして、機能の部門であれば純粋に機能的な面を見ますし、レディース部門であれば、レディースのデザインというところでどれだけ美しく、かけ心地も大事なのでそういう点も加味しながら見て行きます。いいなと思ったものが、他の審査員の同意もあって選ばれると「ああ、よかったな」と思います。

黒木)たくさんあるなかから、どうやって選ぶのでしょうか?

伊藤)いま、この時代にこの眼鏡があるという意味を感じられることが、いちばん重要視されるところです。綺麗なものであっても、いまのトレンドとは少し違うかなというものは外すこともありますし、新しいことをして個性的なのだけれど、これは普段かけられないなというものも外します。
道具としても便利に使えて、なおかつ美しく、かけ心地がいいものというところで選んでいます。

黒木)流行りとかもあるわけですね。

伊藤)そうですね。洋服ほどはないかもしれませんが、最近ですと、メタルの繊細なものがトレンドになっています。プラスチックよりはメタルとか、コンビネーションと言って両方使っているものでも、より繊細なものですね。縁のないものとか。

黒木)縁のないものはかなり前からあるではないですか。

伊藤)それが1周廻って戻って来たと言うか、縁のないものはどちらかと言うと、消極的に目立たせたくない人がかけるものだったと思うのです。でもファッショナブルなデザインのもので、素材にこだわって、パーツは少ないけれど上質に見えるものを大人が上品にかけるというところが、いまっぽいのかなと思います。

黒木)眼鏡って、度数が変わらない限りは買い換えないではないですか。それをどうやって市場として売って行くかとか…。

伊藤)難しいところですね。でも買い換えない方も多いと思うのですが、1本で使っている方も、「まず2本持ってみてはいかがですか」とはお勧めしたいところです。オンとオフを使い分けるだけでも、眼鏡のおしゃれも楽しくなります。あるいは、会社が厳しいからシンプルなものしかかけられないのだという方も、それはオンとしてシックなものを選んで、休日は好きなものをかけたらいいということで、まず2本持ちをすれば、休日にかける眼鏡が楽しくて「今度はこういうものをかけてみたい」と思うのではないでしょうか。

黒木)伊藤さんも使い分けをしているのですか?

伊藤)そうですね。仕事用と、外でアクティブに遊ぶときのものとか、幼稚園の保護者会のときのものとか、いろいろと分けて使っています。

黒木)たくさんあればそういう楽しみ方もできますよね。


伊藤美玲/眼鏡ライター

■保険会社、出版社勤務を経て、2006年、フリーのライターとして独立。
■眼鏡好きが高じて展示会やショップを訪ねるようになるうち、仕事が眼鏡中心に。
■眼鏡専門誌などを中心に、眼鏡にまつわるインタビューやコラム記事を執筆。デザイナーへのインタビュー、工場の取材など眼鏡にまつわる様々な仕事で活躍中。
■2015年から2017年まで、眼鏡の国際展示会「iOFT」で行われている「日本メガネ大賞」の審査員も務めた。
※「iOFT」は、International Optical Fair Tokyoの略称です。

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

関連記事(外部サイト)