フラメンコダンサー・蘭このみ〜宝塚歌劇団在団中にスペインにダンス留学

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、フラメンコダンサーの蘭このみが出演。フラメンコダンスを学びにスペインに留学した経緯について語った。


黒木)今週のゲストはフラメンコダンサーの蘭このみさんです。
このみさんとは宝塚のときにご一緒させていただきました。上級生でいらっしゃいます。

蘭)そうですね。7年も。

黒木)7年も違うと雲の上の方で。

蘭)そうなのかしら、そうですね。

黒木)予科生という宝塚の音楽学校に入ったときに、私の同期にメキシコから来たイレネという人がいました。日本人なのですが、メキシコ生まれのメキシコ育ちで日本に来た。そのイレネとこのみさんがいつも2人で話していらしたのをよく覚えています。イレネからスペイン語を習っていたのですよね? あれはもうスペインに留学なさった後だったのですか?

蘭)スペインに行きたいと思っていて、在団中にスペインに留学したのですが、その準備でイレネにいろいろと教えてもらっていたのですよ。

黒木)あれは行く前でいらしたのですね。在団中にスペインに留学ということは異例中の異例だったようですね。

蘭)そうですね。でも、司このみ先生とか室町あかねさんはブロードウェイに留学なさったでしょう。私の場合は自分で行きたいと劇団に言ったものですから、正式なる劇団留学ではなく、半分劇団留学みたいな形だったのですね。直訴してしまったものですから。

黒木)そのときはどれくらい行っていらしたのですか?

蘭)11ヵ月でした。1年弱だった。

黒木)そんなに長く。

蘭)最初は3ヵ月と言われたのですが、3ヵ月では何もできない、3年くらいだろうとおっしゃってくれた先生もいて、それは長いでしょうということで11ヵ月になったのです。でも11ヵ月劇団を休むと、「私、帰っても大丈夫かしら」と思いましたけれどね。

黒木)そのときはこのみさんは踊っていらしたでしょう?

蘭)そうなの。帰って来て、30秒あげるから自分で勝手に振り付けなさい、何でもいいから踊りなさいと言われて、よく35秒とか何秒かオーバーして怒られていましたけれど。

黒木)丁度初舞台でしたから。私が研2だったので、初舞台生のときに行っていらしたということですね。

蘭)ずいぶん年下だったのですね。失礼しました。

黒木)7年下級です。それで在団中にスペインにフラメンコ留学ということで、どちらに行かれたのですか?

蘭)最初はまずマドリードに留学しました。アカデミアの基本から習って、その後セビリアなどに行きました。

黒木)宝塚というと、踊りなら何でもやらなくてはならないのですが、このみさんがフラメンコに目覚めたのはいつだったのですか?

蘭)初舞台のときに川上五郎先生というアジア舞踊の大先生がいらっしゃいましたけれども、その川上先生に「お前さんはフラメンコが合っているからそっちの方にお進み」と言われたのです。


蘭このみ/フラメンコダンサー

■東京都出身。
■1983年、宝塚歌劇団退団後、スペイン舞踊家として活動を開始。日本人の踊るフラメンコの可能性を求め、日本の古典を題材に古典音楽と融合させた作品に取り組む。
■1998年からは「日高川」「明烏」「桜幻想」「花がたみ」の4作品。舞台美術家の朝倉摂の大きな協力を得て作品創りを行い独特の世界を踊った。また西洋舞踊との接点を追求する作品にも意欲的。
■1997年には文化庁芸術家在外研修員としてスペインへ。サンルーカル・デ・バラメーダ市メルセデス劇場でフラメンコ・コンサート「カフェ・カンタンテ」に出演。
■2002年、「明烏」で(社)現代舞踊協会「河上鈴子スペイン舞踊賞」を受賞。
■2004年、「桜幻想」で文化庁芸術祭大賞及び 舞踊批評家協会賞を受賞。
■宝塚歌劇団公演、NHK番組など、数多くの振り付けを行っている。

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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