γ-GTPだけが高いのですが、どうしたら低くなりますか? 医師が回答

ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(3月16日放送)で、「γ-GTPに関する病気」に関して医師が回答した。

ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」

番組に寄せられた健康の疑問『73歳の主婦です。γ-GTPだけが基準値より高いのですが、どうしたら低くなりますか? 私はお酒を飲みませんし、甘いものも食べません』に対して、医師が回答した。

「γ-GTPは、肝臓や胆管の細胞がこわれたことの指標として利用されます。アルコール性肝障害、慢性肝炎、胆汁うっ滞、薬剤性肝障害など、肝臓や胆嚢、膵臓の病気で高くなります。

γ-GTPだけが基準値を超えて高いときにまず疑うのが、アルコール性肝障害です。ご質問の方はお酒を飲まれないのでアルコール性肝障害ではないことは確実ですが、肥満あるいは太り気味ということはないでしょうか?

最近、アルコールとは無関係に、栄養過剰や肥満がもとでγ-GTPが上昇すると言われる病気が増えて来ており、注目されています。

・非アルコール性脂肪肝(NAFLD: Non-Alcoholic Fatty Liver Disease)

・非アルコール性脂肪性肝炎(NASH: Non-alcoholic steatohepatitis)

GPT(ALT)と呼ばれる肝機能の値も高いことが多いですが、正常上限のこともあります。甘いものは食べないとのことですが、甘いものを食べることと栄養過剰・肥満は必ずしも一致しません。

BMIは25未満であれば適正体重ですが、適正体重であっても肝臓への脂肪沈着がおこる多くの場合、その人自身の体重としては多すぎることもあります。飲酒、過栄養、肥満とは関係なく、服薬中の薬の影響の他、膵臓の病気、体質(遺伝)で高いこともあります。

体質の場合は、肥満がない若いころからγ-GTPが高いとか、家族にもγ-GTPだけが高い人がいる等が参考になります。

γ-GTP高値の原因を知るためには、詳しい検査(他の血液検査や腹部超音波検査など)と、経過観察による数値の変化をみることが必要ですから、1回だけの検査でどうしたら低くできるかを考えるのではなく、まずは医療機関を受診してください」

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