スマホ・携帯ジャーナリスト石川温〜スマホ決済はどこにするべきか

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)にスマホ・携帯ジャーナリストの石川温が出演。スマホによるキャッシュレス決済について語った。

ニッポン放送「あさナビ」

黒木)今週のゲストは、スマホ・携帯ジャーナリストの石川温さんです。キャッシュレス決済についてお伺いしたいのですが、日本では未だにお金を持つ、お金で支払うことが多いと聞きますけれど、やはりそうなのですか?

石川)そうですね。海外だとクレジットカードが広く普及していますので、それに比べると、日本はまだまだなのかなというところです。実際、去年(2019年)のデータですが、キャッシュレス決済は支払いの24〜25%くらいしか普及していません。日本政府はそれを40%くらいに高めたいとしています。去年の消費増税の際にもキャッシュレス還元を導入して、キャッシュレス決済を普及させようとしています。

黒木)キャッシュレス決済は便利ということですよね?

石川)そうですね。小銭が要りませんし、お釣りを貰う面倒臭さもなく、すぐにお金を決済できるというところは楽ですね。あと、お金をどれだけ使ったかをアプリでまとめてくれますので、管理がしやすいです。

黒木)そういうアプリもあるのですか?

石川)○○Payというアプリケーションがいろいろありますが、そこには管理機能が取り込まれていますので、比較的お金の管理はしやすいと思います。お金を渡すという機能もありますので、アプリから別の人にお金を送金することも可能です。飲み会の割り勘などで幹事にお金を渡すときに、「きょうは細かいお金がないから後で」ということもなくなります。

黒木)それは同じアプリに入っていなければいけないということですか?

石川)そうですね。

黒木)でも、そういうこともできるのですね。本当に何とかPayというものがたくさんありますが、いまから始める人は、何から始めたらいいのですか?

石川)契約している携帯電話会社が提供する、○○Payから始めるのがいいのかなとは思います。携帯電話会社が提供しているサービスの場合、携帯電話の料金を払うとポイントが貰えますが、そのポイントを街中で支払えるようにできるのですね。いままでのポイントは、携帯を買い替えるときに使えていましたが、例えばそれをコンビニの支払いに使えたり、いろいろなお店に支払えるようになったりするので、そういった携帯電話会社が提供しているものがいちばんやりやすいと思います。

黒木)いいこと尽くしですが、やはりデメリットもありますよね?

石川)例えば、災害が起きて停電してしまうと、一切使えなくなってしまうというところがあります。少しくらいは現金を用意した方がいいとは思いますし、まだまだ使えるお店、加盟店が多くありませんので、やはり複数のPayや現金が必要です。

黒木)いまはどちらも用意しておかなくてはいけないということですね。

石川)はい。

黒木)私は何とかPayをやっていないので、よくわからないのですが。

石川)スマホ決済のサービスです。お持ちのPayのための残高に銀行口座からお金を入れて、残高が1万円あれば1万円まで使えるということです。なくなったら、また残高を追加すればいいのです。

黒木)まず○○Payにお金を入れるのですか?

石川)はい。銀行から入れる場合もありますし、クレジットカードから入れることもあります。その残高1万円はプリペイドカードみたいなものなのですが、例えばコンビニで買い物をするときにはアプリを立ち上げて、QRコードというバーコードが表示されるので、それを店員さんにレジで読み取ってもらうのです。そうすると、買う商品の金額が1万円から引き落とされるのです。

黒木)まずお金を入れなければいけないのですね。

石川)はい。お金を入れるのですが、携帯電話会社が提供している○○Payに関しては、携帯電話の料金を払ったときにポイントがつくので、そのポイントを残高として変えることができます。わざわざ入金しなくてもいくらか入っているので、それを使うことができるのです。初めて○○Payデビューするときは、携帯電話会社が提供しているサービスを使うといいと思います。

ニッポン放送「あさナビ」

石川温(いしかわ・つつむ)/携帯・スマホジャーナリスト

■1975年、埼玉県生まれ。中央大学商学部卒業。
■1998年に日経ホーム出版社(現・日経BP社)に入社後、日経トレンディ編集部で編集記者として、ヒット商品、ケータイなどを取材。
■2003年に独立し、主にスマホ業界を幅広く取材。
■日経電子版「モバイルの達人」を連載するほか、メルマガ「スマホ業界新聞」を毎週配信。YouTubeでは「石川温のスマホ業界ニュース」も配信している。
■近著に『未来IT図解 これからの5Gビジネス』がある。

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