常に旬! 新垣結衣、何度観ても飽きない魅力

【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第843回】

写真は『くちびるに歌を』より

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

持ち前の愛らしさを残しつつ、深みのある演技で魅了する新垣結衣。

「リーガル・ハイ」や「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」、「逃げるは恥だが役に立つ」など、出演するドラマは軒並み高視聴率。もちろん映画でも、その確固たる存在感を見せつけています。

そこで今回は、新垣結衣の出演映画3タイトルをご紹介します。

※写真はAmazonより

弾ける笑顔もアンニュイな表情も、何故、こんなに惹きつけられる?!

2000年代の若者文化を語るうえで重要なキーアイテムであり、当時、日本中で大ブームを巻き起こしたケータイ小説。

その一大ムーブメントの起爆剤となった「恋空〜切ナイ恋物語〜」を実写映画化した『恋空』。主人公・美嘉と同級生・ヒロとの純愛ストーリーは、幅広い世代に支持され、社会現象にまでなりました。

新垣結衣は想像を絶する悲劇に見舞われながらも、一途な愛を貫こうとする美嘉を切なくも瑞々しく好演。キャストそれぞれが役にハマっていたのは言わずもがなですが、透明感あふれる新垣結衣の存在感が本作を成功に導いたと言っても過言ではないでしょう。

涙なしでは観られない究極のラブストーリーです。

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大人も涙した隠れた名作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』を原案にした『BALLAD 名もなき恋のうた』。未来からやって来た少年と戦国時代の侍との友情、そして侍と姫との悲恋が描かれた時代劇エンターテインメントです。

本作で時代劇初挑戦となった新垣結衣が演じたのは、小国の美しき姫・廉姫。家臣である又兵衛を幼いころから愛し続けているひたむきな女性を、凛とした強さと気高さも含めて見事に体現しています。

姫君ならではの所作や佇まいも、ただただ美しいの一言。“元気で明るいガッキー”とは違った一面に、思わず見とれてしまう人も多いことでしょう。

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アンジェラ・アキの名曲「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」をモチーフに生まれた映画『くちびるに歌を』。

輝かしい才能を持つピアニストだった臨時教員の女性が、生まれ故郷の中学校の合唱部顧問として生徒たちと心を通わせて行くヒューマンドラマです。

教師にして天才ピアニストという難しい役どころに挑戦した新垣結衣。心に深い傷を抱えながらも、ひたむきに生きる生徒たちと触れ合うことで静かに自身を見つめ直して行く主人公を、確かな演技力で演じ切りました。

コメディ作品でみせるキュートな彼女も素敵ですが、本作で演じたようなクールで大人な女性の役もピッタリですね。誰もが“15歳”だったころを思い出す、温かなハーモニーが生きる勇気を与えてくれる珠玉の1作です。

 

<作品情報>

恋空(※写真はAmazonより)

■恋空(2007年)

DVDリリース デジタル配信中
監督:今井夏木
原作:美嘉「恋空〜切ナイ恋物語」(C)Mika2006(C)魔法のiらんど
脚本:渡邉睦月
音楽:河野伸(オリジナルサウンドトラック/ハーバーレコード)
主題歌:Mr.Children「旅立ちの唄」(トイズファクトリー)
挿入歌:新垣結衣「heavenly days」(ワーナーミュージック・ジャパン)
出演:新垣結衣、三浦春馬、香里奈、臼田あさ美、中村蒼、波瑠、深田あき、山本龍二、麻生祐未、高橋ジョージ、浅野ゆう子、小出恵介

BALLAD 名もなき恋のうた(※写真はAmazonより)

■BALLAD 名もなき恋のうた(2009年)

監督・脚本・VFX:山崎 貴
原案:映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』(原作:臼井儀人/監督・脚本/原 恵一)
音楽:佐藤直紀
主題歌:alan「BALLAD 〜名もなき恋のうた〜」(avex trax)
出演:草g剛、新垣結衣、夏川結衣、筒井道隆、武井証、吹越満、斉藤由貴(特別出演)、吉武怜朗、波岡一喜、菅田俊、香川京子、小澤征悦、中村敦夫、大沢たかお

くちびるに歌を(※写真はAmazonより)

■くちびるに歌を(2015年)

監督:三木孝浩
脚本:持地佑季子、登米裕一
原作:中田永一「くちびるに歌を」(小学館)
音楽:松谷卓
主題歌:アンジェラ・アキ「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」(エピックレコードジャパン)
出演:新垣結衣、木村文乃、桐谷健太、恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響、渡辺大知、眞島秀和、石田ひかり(特別出演)、木村多江、小木茂光、角替和枝、井川比佐志

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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