東京駅「江戸甘からあげ弁当」(900円)〜江戸甘味噌を使った唐揚げ駅弁!

【ライター望月の駅弁膝栗毛】

923形新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」、東海道新幹線・新横浜〜品川間

2020年春、惜しまれながら東海道新幹線からは引退した700系新幹線電車。
ただ、この700系新幹線電車をベースとした923形新幹線電気軌道総合試験車(ドクターイエロー)は、いまも元気に活躍中です。
白と青の新幹線電車が走るなか、黄色い新幹線がやって来ると、ひと際目立つもの。
この日も、たまたま居合わせたちびっ子や、そのお母さんたちの歓声が響き渡りました。

江戸甘からあげ弁当

ドクターイエローの検測等によって新幹線の「安全」がつくられることで、私たちは安心して、快適な車両のなかで、駅弁の折を広げることができます。
「ジェイアール東海パッセンジャーズ」の駅弁は、東京・名古屋・大阪で製造・販売されていますが、それぞれの地域のご当地性を打ち出した駅弁もあります。
東京・品川・新横浜の各駅で販売される「江戸甘からあげ弁当」(900円)もその1つです。

江戸甘からあげ弁当

【おしながき】
・ご飯
・鶏唐揚げ 江戸甘味噌たれ和え
・鶏唐揚げ
・ゆで野菜チリソース和え(キャベツ、人参)
・あさりの和え物
・昆布の佃煮(山葵入り)
・福神漬け
・マヨネーズ
・七味唐辛子

江戸甘からあげ弁当

江戸甘味噌のたれで和えられた唐揚げはもちろん、普通の唐揚げも入ることで、2種類の唐揚げを楽しめる駅弁となっているのが嬉しいもの。
お好みで七味やマヨネーズをつけることもでき、味のバリエーションはさらに広がります。
また、あさりの和え物(深川)、昆布の佃煮(佃島)、福神漬け(上野)といった江戸・東京ゆかりのおかずが脇を固めていて、江戸・東京ならではの唐揚げ駅弁となっています。

N700S新幹線電車「のぞみ」、東海道新幹線・東京〜品川間

唐揚げ弁当といえば、私も大学時代、学生街の弁当屋さんでよくお世話になりました。
でも、「江戸甘味噌」のたれを使うことで、ご当地性が基本の「駅弁」に仕上げています。
しかも江戸甘味噌は、三河の八丁味噌・京の白味噌にも縁があるとされる調味料。
東海道新幹線の旅でいただくには、ピッタリの味と言ってもいいでしょう。
調味料や食材の選び方で、日常を非日常に昇華させてくれる、これぞ駅弁のチカラです。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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