赤ちゃんでも飲める麦茶の特徴〜ノンカフェイン、ノンカロリー

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に麦茶のスペシャリスト、三栄興産株式会社・代表取締役社長の緒方哲哉が出演。麦茶と緑茶、紅茶との違いについて語った。

緒方哲哉

黒木)今週のゲストは麦茶のスペシャリスト、三栄興産株式会社・代表取締役社長の緒方哲哉さんです。緒方さんは佐賀県で、地元の大麦を使って麦茶をつくり続けていらっしゃるのですけれども、麦茶、緑茶、紅茶は、それぞれどう違うのですか?

緒方)実は私も、この業界に入るまではまったく知らなくて、緑茶とほうじ茶、烏龍茶、麦茶の区別がつきませんでした。お茶の木ではなく、大麦を焙煎してつくるのが麦茶だということを、工場に入って初めて知るくらい勉強していませんでした。

黒木)緑茶は茶葉で、茶葉の焙煎の仕方によって紅茶にもなるのですよね?

緒方)焙煎の仕方や、発酵の仕方、香りの付け方によって、いろいろな種類になると言われています。ただ、うちはお茶の葉を使いません。聞いた話ですが、うちはお茶ではなく穀物なのですね。麦茶の麦や、ハトムギ、黒大豆などを焙煎してつくる、お茶以外を使ったお茶メーカーなのです。とてもレアな産業です。

黒木)麦茶のなかでも、茶葉を使ってつくっているところもあるということですか?

緒方)他のメーカーさんは緑茶などを専門につくられていて、全国に約60社くらいある私たちのようなメーカーが、お茶以外のお茶をつくります。

黒木)そういう意味ですね。「麦茶」だから「茶」がつくけれど、茶葉ではないということですね。

緒方)佐賀県にいながら、嬉野茶を扱ったことはないです。

黒木)大麦、穀物、そして大豆を使って焙煎していらっしゃる。私も子どものころ、豆のようになっている丸い粒々を見ましたが、あれがそうですよね。

緒方)コーヒーの焙煎機の大きいものに、麦茶の原料である大麦を入れて火をかけると、麦茶ができ上がります。

黒木)だから、焙煎なのですね。

緒方)はい。

黒木)飲みやすいですものね。麦茶にはとてもいい効能があるということですが、この辺りを緒方さんに説明していただきたいと思います。

緒方)まずは、麦茶の大きな特徴として、ノンカフェイン、ノンカロリーがあります。これがいちばんの特徴です。世界中のお茶ではめずらしく、赤ちゃんでも飲めます。よく、日本人の赤ちゃんの多くは母乳やミルクが終わったあと、白湯から始まって、番茶や麦茶を離乳食が始まる前に飲ませたりしますよね。

黒木)そうですね。

緒方)これは世界でも珍しいことです。その他には、ミネラルが含まれているとか、胃に優しいことなどが特徴です。

黒木)ユニフォームがバリスタの恰好というのも面白いですね。

緒方)店頭で麦茶を飲んでいただくときに、はっぴやスーツでやっていると、何屋なのかわかりません。いろいろな格好を試したのですが、最終的にバリスタの格好で、各地で麦茶のプロモーションをやっています。

黒木)なるほど。だからバリスタの格好なのですね。お洒落ですね。

緒方)ありがとうございます。

黒木)佐賀の地元でも、その格好でやっていらっしゃるのですか?

緒方)地元の小学校に食育講座で出かけるときなどは、この格好で行っています。

緒方哲哉

緒方哲哉(おがた・てつや)/三栄興産株式会社 代表取締役社長

<三栄興産株式会社>
■1965年創業。自社焙煎の麦茶を国内販売する焙煎工場として発足。
■佐賀県は国内有数の大麦の産地。麦茶の原材料となる二条大麦の生産量は日本一。
■以来、佐賀県で麦茶本来の美味しさと香ばしさを追求。
■2010年ごろから麦茶の海外への輸出を開始。当初の輸出先は香港とハワイ。
■現在の輸出先は15の国と地域。中国、香港、台湾、マカオ、ベトナム、マレーシア、タイ、シンガポール、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ポーランド、スペイン、ロシア。海外での売り上げは全体の1割。健康志向を追い風に海外販路を拡大。
■麦茶の他にも、緑茶と相性の良い玄米茶の素、自然の野草を火入れ加工して仕上げる健康茶、厳選して仕上げる中国茶など、紅茶以外の茶色いお茶を取り扱っている。
■緒方哲哉さんは3代目社長。2014年に就任。

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