漫画家・わたなべぽん〜「これまでの否定的な考え方を少し変える」ことで生きやすくなった

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)にエッセイ漫画家のわたなべぽんが出演。それまで低かった自己肯定感を変えられたきっかけについて語った。

幻冬舎『さらに、やめてみた。自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方』著:わたなべぽん

黒木)今週のゲストはエッセイ漫画家のわたなべぽんさんです。『自分を好きになりたい。 自己肯定感を上げるためにやってみたこと』という作品を、2018年に幻冬舎から出されていますけれども、「自己肯定感が強くない」とはどういうことですか?

わたなべ)自分を好きになれない。「何で自分はこうなんだろう」とか、人と一緒にいても「自分の方が劣っている」とか、「自分がこうだから嫌われても仕方ない」と思ってしまうのです。「とても自己肯定感が低い半生だった」と思うことが多かったのです。

黒木)それに気付かれたのは、大人になってからですか?

わたなべ)そうですね。常々思っていたのですが、「もしかしたら、考え方を少し変えるだけで、もう少し生きやすくなるのではないか」、「もう少し自己肯定感を上げられるのではないか」と思ったことがきっかけで、自分の気持ちを掘り下げて考えてみようと思いました。そして、いろいろ行動した結果、1冊の本にまとめることができました。

黒木)この本を書かれたあと、脱することはできましたか?

わたなべ)まだ引きずっているところもありますし、母との関係など、納得できないところもあるのですが、いちばん変わったのは対人関係です。

黒木)どう変わったのですか?

わたなべ)それまでは、誰でも嫌いだとは思いますが、チクチク文句を言う人や、マウンティングをして来るような人に対しても、「私がいけないからそう言われるのだろう」とか、「自分の行動が悪いのだ」と思い込んで謝ることがありました。言い方が悪いですが、下手に出るような関係性が多かったのです。自己肯定感が上がってからは、「私がいやだと思ったら、いやでいい」と思うようになって、苦手な人とは自ら距離を置けるようになり、そうすることによって人間関係がすごく楽になりました。そういう点では多少、自己肯定感が上がっているのではないかと思います。

黒木)そのあとに『やめてみた。』シリーズが描けたということですね。

わたなべ)そうかも知れないですね。

黒木)お話を伺っていると、「生きやすくなった」ということをよくおっしゃいますけれど、気持ち次第で変われるということですか?

わたなべ)そうだと思います。考え癖は誰にでもあって、「自分はこうあるべきだ」、「自分はこうしなくてはいけない」とか、「自分は人見知りだから、人の前に出てはいけない」、「やらなければいけないことがあるから、自分は挑戦できない」など、自分で自分を羽交い締めにしているような部分は、誰にでもあると思います。何がその人のきっかけになるかはわかりませんが、「身軽になれるのだ」ということを、本を通して感じてもらえたらと思います。

わたなべぽん

わたなべ ぽん/漫画家

■山形県出身。第6回コミックエッセイプチ大賞・C賞を受賞しデビュー。
■自らの体験を踏まえたコミックエッセイ漫画が大人気の作者。

<著書>
■AVなど成人男性向け商品を取り扱う古本屋の女性店長を務めた経験をコミカルに描いた『桃色書店へようこそ』。
■作画を手がけた『隠すだけ!貯金術』『家計簿いらずの年間100万円!貯金術』。
■自身のダイエット経験を綿密かつ面白く描いた大ヒットシリーズ!『スリム美人の生活習慣を真似したら1年間で30キロ痩せました』、『もっと!スリム美人の生活習慣を真似したら リバウンドしないでさらに5キロ痩せました』、『初公開!スリム美人の生活習慣を真似して痩せるノート術』。
■自身の汚部屋脱出を描いた『ダメな自分を認めたら 部屋がキレイになりました』。
■また『やめてみた。』『もっと、やめてみた。』シリーズも大ヒット!
■最新作は『さらに、やめてみた。自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方』(2020年6月2日発売/幻冬舎)。

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