「食べチョク」代表・秋元里奈〜リスクを適切に把握すれば、起業は恐れるものではない

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に株式会社ビビッドガーデン・代表取締役社長の秋元里奈が出演。今後の目標について語った。

秋元里奈

黒木)今週のゲストは産直通販サイト「食べチョク」を運営されている、株式会社ビビッドガーデン・代表取締役社長の秋元里奈さんです。「食べチョク」で検索すればよいのですか?

秋元)はい。「食べチョク」で検索していただくと、すぐに出て来ます。野菜を育てている農家さんだけではなく、漁師さんも登録しているので牡蠣や真鯛も注文することができます。畜産の農家さんも登録しているので、お肉もありますし、ジビエもあります。

黒木)今後はどのような展開を考えていらっしゃいますか?

秋元)2300軒の生産者の方が「食べチョク」に登録していらっしゃるのですが、現時点ではその多くが若手の生産者さんです。農業界では、40〜50代は若手農家さんになります。農家さんの平均年齢は67歳なので、高齢の方にも気軽に売っていただけるサイトにするということが、この1〜2年の目標です。

黒木)会社勤めのときはやりたいことがなかったけれど、いまはやりたいことがたくさんあるということですが。

秋元)どんどん増えていまして、やりたいことの達成率がいつも1%から動かないのです。事業は成長しているので、やりたいことは少しずつやれているのですが、それ以上にやりたいことが増えて行くので、進捗率1%がずっと続いています。

黒木)まだ20代でいらっしゃるから、1つずつ叶えて行くことができるでしょう?

秋元)販売もそうですし、人員調達、人が足りないときの人材派遣など、いろいろな領域でもサポートできる仕組みをつくりたいと思っています。

黒木)未知なるものが怖いだけで、自分が思うほど、起業することにリスクはないと。そうでしたか?

秋元)私も当時は、「起業は怖いもの」という認識をしていたのですけれども、「知らないから怖い」というだけでした。逆に言うと、調べてリスクを適切に把握すれば、そこまで怖くはありません。起業して失敗したら、そこにかけていたお金はなくなるかも知れないけれど、「それによって何が困るんだっけ」などと、少しずつリスクを分解して、言語化する。そこに対して「何が困るのか、何ができるのか」ということを、1つずつ考えて行くと、「恐れることではなかった」と気付きました。

黒木)最後に、「食べチョク」を運営して行く上での意気込みをお願いします。

秋元)「食べチョク」を始めて3年になりますが、その間に数十軒の農家さんが廃業を理由に「食べチョク」をやめています。少しでも多くの生産者さんに貢献するためには、1秒でも早く事業を大きくして、生産者さんの売り上げに貢献しなければいけないと思っています。もっとスピードを上げて事業を大きくして、いま、入れていない高齢の方や、他の方を巻き込んで行きたいと思います。

秋元里奈

秋元里奈(あきもと・りな)/株式会社ビビッドガーデン代表取締役社長

■神奈川県相模原市出身。実家は農家。
■慶應義塾大学理工学部を卒業後、株式会社ディー・エヌ・エーへ入社。
■webサービスのディレクター、営業チームリーダー、新規事業の立ち上げを経験した後、スマートフォンアプリの宣伝プロデューサーに就任。
■2016年に独立。日本の農業の抱えるさまざまな課題を、IT技術を用いて解決して行くことをミッションに掲げ、11月にビビッドガーデンを創業。
■2017年8月17日にオーガニック農作物を栽培している生産者と消費者をダイレクトに結ぶ「食べチョク」を正式リリース。

<食べチョクとは……>
■品質にこだわる農家・漁師から旬の食材を直接お取り寄せできる産直通販サイト。
■登録しているこだわりの生産者は全国2000軒以上。
■独自の基準をクリアした厳選生産者から、旬の食材や、市場に出回らない珍しい地場野菜など、生産者さん直売ならではの「限定商品」が豊富に揃う。
■つくり手と買い手、お互いの声が直接届くので、「生産者のこだわり」が適正に評価される。野菜・お米・果物・肉・魚介類の、新しい流通の仕組み。
■生産者自身で値決めができ、生産者への還元率も高いため、食べることで応援にもつながる(*新型コロナ・豪雨災害などで厳しい農家さんを応援できる!)。

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