山と自然のスペシャリスト・橋谷晃〜夢は山のガイドが子どもたちの“憧れの職業”になること

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に山と自然のスペシャリスト、ネイチュアリング・スクール「木風舎」代表の橋谷晃が出演。山の魅力について、また、今後の目標について語った。

橋谷晃

黒木)今週のゲストは山と自然のスペシャリスト、ネイチュアリング・スクール「木風舎」代表の橋谷晃さんです。山を職業にしようと思われたのはいつごろですか?

橋谷)大学を出るときに、自分の好きなことを仕事にしようと思ったのです。いまでも学校で講演させていただくときには、若い人に「好きなことをやってごらん。そのときがいちばんあなたが輝いて、よさが出ているときだから」と言っています。

黒木)山が人生を教えてくれたのですね。

橋谷)山は人の気配の少ないところですので、逆に人の大切さが身に染みます。「これいいね、綺麗だね」と言える仲間が隣にいるというのは素晴らしいことだなと、つくづく思います。都会にいると、周りに人がいることは当たり前ではないですか。それが当たり前ではない世界に1回身を置いてみると、人がいるということはありがたいなと思います。

黒木)代表を務めている「木風舎」では、山岳ガイドなどをやっていらっしゃいますが、今後はどのような活動をして行こうと思っていらっしゃいますか?

橋谷)今後の目標としては、山を通して国際交流ができればと思っています。もし私たちが平和に役立てるとすれば、私たちがどこかへ出かけて、その国でいい思いをして、いい人と出会えれば、その国の人と喧嘩しようなんて思わないではないですか。いろいろな意味で、もう少し世のなかによりコミットするようなことが、自分の残りの仕事人生のなかでできればと思っています。

黒木)山を通して、ということですよね?

橋谷)そうですね。山が教えてくれることを、いろいろな人に伝えて行ければと思います。

黒木)本当に夢が叶いそうですよね。

橋谷)この仕事を始めたのは40年近く前なのですが、「そんなことやって食えるはずがない」と言われました。そう言われると、意地になるものですから、「じゃあ、この仕事で食ってやろうじゃないか」と思っていままでやって来ました。幸いにして、山や自然のガイドという仕事も世間で認知されるようになって来ました。もう1つの私の夢は、山や自然のガイドという仕事が、子どもたちの憧れの職業にするということです。消防士さんになりたいとか、学校の先生になりたいとか、俳優になりたいとか、そのようなもののなかの1つに、山や自然のガイドになりたいという子がいて、親も安心して「それいいね、やってごらん」と言えるものにしたいですね。そのためには、私たちが道をつくらなければなりません。

橋谷晃

橋谷晃(はしや・あきら)/ネイチュアリング・スクール「木風舎」代表

■1982年、ネイチュアリング・スクール「木風舎」を設立。代表を務める。
■山歩きの楽しみ方を教えてくれるネイチャーガイドとして活躍。
■山頂を目指すだけではない、自然を楽しむ山歩きを提案。登山、トレッキング、ネイチャースキー、自然感察プログラムなど年間100回ほどのスクールやツアーを開催。トレッキングとネイチャースキーのパイオニアとして知られる。
■NPO法人自然体験活動推進協議会、NPO法人日本エコツーリズムセンターなど、NPO活動を通して、日本の自然体験の活性化にも尽力。
■NHK・Eテレ『チャレンジ!ホビー・あなたもこれから山ガール』の講師や、テレビ朝日『大人の山歩き』のガイドとしてレギュラー出演するなどメディア出演多数。講演・イベント出演などでも全国を飛び回る。

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