大船駅「踊り子号185系記念弁当」(1200円)〜昭和・平成・令和と40年の歩みを振り返りながらいただくメモリアルな駅弁!

【ライター望月の駅弁膝栗毛】

185系電車・特急「踊り子」、東海道本線・戸塚〜大船間(2020年撮影)

横浜の郊外を駆け抜けて行く、グリーンストライプの「踊り子」号。
この185系電車は、3月のダイヤ改正で特急「踊り子」号をはじめとした定期列車からの引退が発表されています。
185系電車は、昭和56(1981)年春のデビューですので、活躍期間はちょうど40年。
当時5歳だった筆者が、いまは45歳になりましたから、ずいぶんと長いものです。

「踊り子」登場前年、前身となった183系電車・特急「あまぎ」と筆者(当時4歳)、伊豆急行線・伊豆急下田駅(1980年撮影)

「踊り子」の前身となったのは、183系電車の特急「あまぎ」と153系電車の急行「伊豆」。
とくに185系電車は、老朽化が進んでいた153系電車を置き換えるため特急・急行から、通勤・通学時の普通列車としても使えるように設計、開発されたと言います。
国鉄特急と言えば、「クリーム色に赤」と決まっていた時代、グリーンストライプの塗色は、あまりに衝撃的で、私自身、幼心にも「特急」として受け入れるのに時間がかかりました。

(参考)JR東日本ホームページほか

185系電車「湘南ライナー」、東海道本線・藤沢〜大船間(2019年撮影)

185系電車を身近に感じさせてくれたきっかけは、東海道本線(東京〜熱海・沼津間)の早朝時間帯に運行されていた普通列車だったと記憶しています。
時代が下るにつれ「湘南ライナー」としての運行が多くなり、筆者も故郷の静岡から上京する際、小田原で乗車整理券を買い求めて、快適な移動を楽しんだこともありました。
「湘南ライナー」も3月のダイヤ改正で運行終了、新たに特急「湘南」がデビューします。

踊り子号185系記念弁当

東海道沿線で生まれ育った方はもちろん、きっと1人1人にある185系電車の思い出に浸っていただきたい駅弁が、「踊り子号185系記念弁当」(1200円)。
「大船軒」の製造により1月15日からの期間限定で、東京・品川・上野・新宿・大船・藤沢・小田原・熱海の各駅売店で販売されています。
185系電車のトップナンバーが、力強く走る風景が掛け紙となっています。

踊り子号185系記念弁当

【お品書き】
・湘南名物 鯵の押寿し
・巻寿し
・まぐろ角煮ご飯
・しらすご飯
・キャベツとしらすの山葵和え
・ポテトサラダ
・ひじき煮
・くじらカツ
・黒はんぺんフライ
・やまゆり牛しぐれ煮
・かまぼこ
・玉子焼き
・野菜の煮物

踊り子号185系記念弁当

185系らしく、グリーンストライプのオリジナル箸袋に入った割箸に思わず感激!
掛け紙にも東京・神奈川・静岡の地図が描かれ、沿線の名物がたっぷり詰まっています。
大船軒自慢の「鯵の押寿し」はもちろん、まぐろの角煮ややまゆり牛のしぐれ煮は神奈川、くじらカツや黒はんぺんフライ、山葵を使った味付けは、静岡・伊豆を感じさせてくれます。
しらすご飯や寿司をはじめ、4種類のご飯を味わえるのも嬉しいですね。

185系電車・特急「踊り子」、東海道本線・根府川〜早川間(2020年撮影)

「踊り子」のヘッドマークと国鉄の特急エンブレムを引っ提げ、湘南・伊豆の潮風を浴びながら、昭和・平成・令和と3つの時代・40年にわたって活躍してきた185系電車。
登場したときは、カジュアルな特急のイメージでしたが、いまとなっては大きなモーターの音、無骨さのある窓枠など、国鉄らしさを残す存在となりました。
いまだけの記念駅弁と共に、アナタもこの40年を振り返ってみてはいかがですか?

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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