錦織圭が「大好き」な安藤裕子の生歌に思わず涙

15日に放送された『炎の体育会TVSP』(TBS系)に、プロテニス選手の錦織圭が出演した。その錦織から「会いたい人」に指名されたシンガーソングライター・安藤裕子も同番組に出演し、生歌を披露。これにいたく感動した錦織が涙を浮かべる一幕があり、スポーツファンと音楽ファンの双方からどよめきが起こっている。

安藤の楽曲を愛してやまない錦織

番組では、ゲストの錦織が芸能人チーム“体育会軍”を相手にさまざまなゲームに挑戦し、一定条件をクリアすることで“ご褒美”を獲得できる企画を実施。このルールを提示された錦織は「どうしても会いたい女性シンガーがいる」と、安藤との対面を希望した。

安藤については、「何日か連続で夢に出てきたこともある」と照れながら明かす錦織。「歌声や歌詞が好きで、ほぼ全部の曲を聴いている」ほどの大ファンだという。事実、2016年の公式ブログには「安藤裕子さんのThe Still Steel Downっていう曲があるんですけど(中略)この曲今日10回ぐらい聞いて」といった記述も見られる。

そんな憧れの安藤に会うため、錦織は番組の用意したゲームに世界大会さながらの本気度で挑んでいく。同じくプロテニス選手のダニエル太郎、綿貫陽介を従えた3人チームで臨み、高度な駆け引きが要求される“ショットキャッチ対決”や、正確なサービス能力が問われる“サーブでブロック崩し”などに次々とトライ。

これらを高度な技術と盤石のチームワークで勝ち抜き、ファイナルステージの“ストラック9”(ストラックアウトのテニス版)も危なげなくクリア。見事、安藤と対面する権利を獲得した。

思わず口をついた「大好きです」

番組スタッフから「後日、日程を調整して安藤との対面ロケを行う」と説明された錦織は、収録を終えてリラックスモードで控え室へ。しかし、これは番組が用意したサプライズ。完全に油断した状態で控え室のドアを開けると、そこに待ち受けていたのは安藤その人だった。

安藤が笑顔で「初めまして、安藤です」と名乗ると、心の準備ができていない錦織は完全に挙動不審となってしまう。締まりのない笑顔で安藤に近づき握手を交わすと、思わず「すげえ」と声が漏れる。憧れのスターに初めて会った少年のような反応を見せる錦織に対し、安藤も照れ笑いが止まらない。

「(安藤の曲を)めちゃくちゃ聴いてます」とアピールする錦織に、安藤が「試合前とかですか?」と尋ねると、「気持ちが落ち着いちゃうんで、試合前にはあまり聴かないんですけど(笑)」と率直な回答。「試合後とか、移動中とかによく聴いてます」と話すと、安藤の目をまっすぐに見つめたまま「大好きです」と告げたのだった。

錦織、生歌に思わず涙

そして安藤は、その場で生歌を披露すると宣言。目の前で歌ってもらえる展開などまったく予期していなかった錦織は、驚愕の表情を浮かべながらも「良かった、今日(この番組に)出て」と喜びを抑えきれない。

歌うのは、前述のブログでも触れられていた『The Still Steel Down』。2006年に発表された安藤の6thシングル曲で、美しいメロディと優しいサウンドが印象的な、代表曲の1つとも言えるバラードだ。番組では、これをキーボーディストによるピアノ伴奏のみをバックに生演奏で歌唱した。

大好きな安藤が大好きな曲を至近距離で歌う光景に、じっと見入る錦織。歌に聴き入りながら思いを重ねるかのように、サビでは目に光るものがあふれる。しかし錦織は、一瞬たりとも安藤の姿を見逃すまいと、こぼれる涙を意にも介さず真正面を見据え続けた。

安藤が歌い終えると、ようやく両手で涙を拭った錦織。満面の笑顔で拍手を送り、「これであと10年くらいは頑張れそうです」との思いを口にする。さらには照れ隠しのように「体育会(TV)さん、ありがとうございます!」と声を張り上げ、安藤やスタッフらを笑わせた。

「安藤裕子」がまさかのトレンド入り

“世界の錦織が愛するシンガー”として紹介されたこともあり、音楽ファン以外にはさほど知名度の高くはない「安藤裕子」の名が、一時『Twitter』トレンドの上位にランクイン。安藤自身による『Instagram』の投稿にも、平常時をはるかに上回る数の「いいね」やコメントが殺到した。

また、熱心な音楽ファンとして知られるマンガ家の久保ミツロウ氏も、自身の『Twitter』でこの件に言及。「えっ錦織くん安藤裕子好きなの!?私も好きだよーー!!」と興奮気味にツイートしている。


https://twitter.com/kubomitsurou/status/1073906034752741376

安藤は現在、全国を回るアコースティックツアーを実施中。番組の収録はその直前に行われており、ツアー準備で多忙を極めていたが「あの錦織選手のためなら」と出演を快諾したそう。それが結果として、世界で活躍するトップアスリートを自分の歌声で“泣かせた”ことになった。この経験は、安藤にとっても得がたいものとなったはずだ。

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