大人のキリングアクション『マーベラス』監督に聞く「ジャッキー・チェン仕込みのマギー・Qの素晴らしいバトル」

復讐の暗殺者、完璧なる護衛者、贖罪を求める⼯作員。裏社会で⼰の美学に従って⽣きる⼀筋縄ではいかない超⼀流たちが、知⼒、魅⼒、そして殺しのスキルを駆使して、プライドを懸けた戦いを繰り広げるキリングアクション『マーベラス』が公開中です。

豹の様な⾝体能⼒と美貌、冷徹な判断⼒と精神⼒をみせる復讐の暗殺者アンナに、『ミッション:インポッシブル3』『ダイハード4.0』のマギー・Q。アンナの前に⽴ちふさがる完璧なセキュリティ、レンブラントに『スパイダーマン:ホームカミング』などで活躍するマイケル・キートン。全てを⾒透かした柔らかな物腰の謎めいた男を、アカデミー賞ノミネートの演技⼒に、ハードなアクションも加えて体現している。そして、アンナを最強の暗殺者に育てる⽼獪な⼯作員、ムーディには、サミュエル・L.ジャクソン。⾮情な世界の中で、最後の贖罪を求める複雑なキャラクターを演じています。

監督は『007/カジノ・ロワイヤル』『007/ゴールデンアイ』と2作の『007』映画を⼿掛けたマーティン・キャンベル。プライドと美学を持った超⼀流たちの戦いを、イギリス、ルーマニア、ベトナムなど世界を舞台に壮⼤なスケールで描いています。マーティン・キャンベルご本人にお話を伺いました!

――本作とても楽しく拝見させていただきました!まずはアクションシーンについてお伺います。ガンアクションなどももちろんカッコ良かったのですが、アンナが身の回りにあるものを使って戦う所がとても好きです。

『イコライザー』も手がけている脚本家のリチャード・ウェンクがそれぞれのシーンに盛り込んでくれているのですが、例えば葉巻の中にナイフを隠して相手を殺すというシーンでは、彼女は武器を持っていないかチェックされるということを分かっているからああいう行動をとっているわけです。ケーブルを使って相手を倒すシーンもありますよね。おっしゃるとおり、身の回りにあるものを使って戦っています。彼女の戦い方の手法というのは、臨機応変に全てのものに対応しておく、彼女の考え方が表れているのだと思います。

――マギー・Q、マイケル・キートンのアクションシーンは本当に迫力がありました。2人だからこそ撮れたシーンについて教えてください。

マギー・Qはアクションが出来て演技も素晴らしい、とても貴重な俳優であると思う。彼女がジャッキー・チェンのもとでアクションを修行しているからあれだけ動けるのだけど、99.9%のシーンは彼女本人がアクションをしているんだ。4、5階のビルから飛び降りるシーンも彼女だ。唯一やっていないのは、ガラスのテーブルを割るシーンと、車に轢かれるシーンくらい。本人に頼めばやってくれると思うのだけど、保険の都合でスタントにお願いしたんだ(笑)。

マイケル・キートンはもともとアクションスターではないので、本作出演にあたってたくさんの準備をしてくれた。アクションチームと話し合いながら、しっかり練習をしていたんだ。たまに「すごく疲れた、マギー・Qにはかなわない」と漏らしていたけれども、努力の成果が実ってリアルなアクションシーンが撮れたよ。

――そんな激しいアクションがありながら、とても大人な雰囲気のラブシーン、人間ドラマもありました。

脚本の力と役者の力が大きいと思う。マギー・Q、マイケル・キートンの相性がとても良かった。それは実際に撮影してからじゃないと分からない空気感ではあるのだけど、2人がすごくハマっていて、切ないシーンを演出してくれているよね。

――また、サミュエル・L.ジャクソンが演じるムーディとアンナの親子の様な、相棒の様な関係性も素敵でした。

時間が限られた中で2人の関係性を描くというのは難しかった。一番関係性が表れているのが、ムーディの誕生日ですよね。あのシーンで、アンナとムーディがどういう2人なのかを分かってもらえると思う。気に入ってもらえて嬉しいよ!

――監督は長年映画作りに携われていますが、映画作りの一番のモチベーションはどんなことですか?

Money!

――(笑)。

というのは冗談で(笑)、とにかく映画作りが好きなんですよね。映画というのは企画段階、準備にすごく時間がかかっていて、その段階でほぼ映画が完成すると言っても過言ではないと思う。しっかりと土台を作ってから撮影に入るとスムーズに撮影が進んでいく。とはいえ、撮影に入ったら色々な問題は起きてきてしまうんだけど、それを解消していくのも楽しいんだよね。そして、一番好きなのは、撮影をした後の編集。編集室にこもって編集している時は、どんどん映画が良くなっていくことが分かるので、それがとても楽しいんだ。

――素敵なお話をありがとうございます!監督の次回作も楽しみにしております。

映画『マーベラス』上映中

(C)2021 by Makac Productions, Inc.

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