「文化の盗用ではなく文化の交換」 日本の“チカーノカルチャー”をニューヨーク・タイムズが特集

移民の国アメリカには世界中から様々な民族が移り住み、生活を営んでいます。民族の数だけサブカルチャーも存在しているのがアメリカという国でもあります。チカーノと呼ばれるメキシコ系アメリカ人が多く住むカリフォルニアにもチカーノカルチャーと呼ばれる独特の文化が存在しています。

チカーノカルチャーの中心地とも言えるロサンゼルスで生まれ育ったフリージャーナリストのWalter Thompson-Hern?ndezさんによる、日本におけるチカーノカルチャーを紹介する記事がニューヨーク・タイムズ紙に掲載されています。同時に『YouTube』では取材の様子を撮影した動画を公開しています。Walterさんは、お父さんがアフリカ系アメリカ人でお母さんがメキシコ人です。

How My Southeast L.A. Culture Got to Japan
https://www.nytimes.com/2019/02/19/style/how-my-southeast-la-culture-got-to-japan.html

Inside Japan’s Chicano Subculture | NYT (YouTube)
https://youtu.be/r8bMLcCxxAA

Walterさんが日本にチカーノカルチャーが存在すると初めて聞いた時は、「非現実的で理解し難い」と感じたと言います。

まずは名古屋のローライダーシーンを取材。取材に応じたのはローライダーの改造などを手掛けるパラダイスロード経営者、下平淳一さん。日本のローライダーシーンでは「ゴッドファーザー」と呼ばれている存在だと紹介されています。

次にWalterさんが向かったのは大阪。大阪は日本におけるチカーノファッション&アートの首都だと紹介しています。Miki Styleこと三木基正さんが経営するLA PUERTAを訪問。

大阪ではチカーノカルチャーをモチーフとしたイラストなどを描く、アーティストのNight tha Funkstaさんも取材。

最後は東京で女性ラッパーのMoNa a.k.a Sad Girlさんを取材。日本におけるチカーノファッションやチカーノカルチャーの将来はどうなると思いますか?という質問に対し、MoNaさんは「正直なところ、なくなると思う」と答えています。

記事の最後でWalterさんは、日本語にすると「他人の文化を自分の文化のように扱う」こと、「文化の横取り」みたいなことになる「cultural appropriation」という単語を使い、日本におけるチカーノカルチャーは「文化の盗用ではなく、文化の交換」だと感じたそうです。

※画像とソース:
https://www.nytimes.com/2019/02/19/style/how-my-southeast-la-culture-got-to-japan.html
https://www.youtube.com/watch?v=r8bMLcCxxAA

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