アメリカで酒に酔ったおっさん2人が防弾チョッキ自慢から互いにライフルで撃ち合って逮捕

アメリカ南部・アーカンソー州の田舎町で、50才と36才のおっさん2人が酒に酔った挙げ句、1着の防弾チョッキを着回してライフルで互いに撃ち合って逮捕されるという事件があった。おっさんの1人はガンマニアの退役軍人でありキリスト教聖公会の司祭だというから、まったくアメリカにもとんだ俗な坊主がいたものである。

宣誓供述書によると、事件のあらましはこんな感じだったらしい。

先月末の日曜日の夜、フェリス(50才)は隣人のヒックス(36才)を誘い、家の裏のデッキで酒を飲んでいた。夜もだいぶ更けた頃、フェリスは防弾チョッキとライフルを持ち出してきた。防弾チョッキの耐久性を自慢したかったフェリスはチョッキを着用してから、ヒックスに「お前、これで俺を撃ってみろよ」と注文した。さすがにヒックスはためらったが、フェリスがどうしてもと言うので、それならばと胸に向かって1発、ライフルを発砲した。

防弾チョッキは.22口径の小さな弾をしっかり受け止めたものの体へのダメージは大きく、胸に赤いアザができてしまったフェリスは怒り始めた。自分から言い出したことなのに!

怒りが収まらないフェリスは、次に防弾チョッキを着たヒックスの背中に向けて残り5発の弾を一気に発射した。幸い、弾丸は1発も貫通することはなかったのだが、ヒックスもやはり打撲傷を負ってしまった。

裏庭で夫がバカなことをやっているのに気付いたフェリスの妻は彼に病院に行くことを勧め、ヒックスは自宅に帰ったが、フェリスは自分で車を運転して近くの病院に向かった。そして、50才の子供じみたおっさんは、そこでもまたバカをやらかしてしまう。

フェリスがアザのできた理由についての説明を拒んだため、不審に思った病院は警察に通報。駆け付けた保安官に対して彼が説明することには、「近くの町の酒場で出会った“要人”に200ドルの前金で身辺警護に雇われた。工場跡地で“要人”が2人組と接触して何やら話している時に、木立の陰から何者かに撃たれて銃撃戦になった。そして“要人”を守って車に押し込めようとした時、胸に1発、背中に5発の銃弾を受けた」というのだ。

だが、そのウソはすぐに露見する。病院に呼ばれたフェリスの妻が、裏庭で見聞きしたことをすべて話したのだ。妻の正直さを突き付けられたフェリスは、ヒックスを面倒に巻き込みたくなかったためについたウソだったと認め、すべてを供述し始めた。

おっさん2人は最大6年の懲役刑と1万ドルの罰金刑が科せられる“クラスD”の暴行罪の容疑で逮捕された。5000ドルの保釈金を支払って釈放された2人には接触禁止命令が出され、5月の公判を待っているという。

参考動画:Ruger American 22lr Suppressed(YouTube)
https://youtu.be/vq06dgJw1vQ?t=134[リンク]

小指サイズの小さな.22LR弾は世界で最も売れている銃弾。アメリカの田舎では、牧草地を荒らすウサギやプレーリードッグを撃つのによく使われる。.22LRを使用するライフルは親が子供に最初にプレゼントする銃としても人気なのだそうだ。


色々察してしまうフェリス被疑者の『Facebook』アカウント。最新の投稿では、この事件を起こした後も懲りずに銃を携帯していることを表明している。

画像とソース引用:『nwaonline.com』及び『thesmokinggun.com』より
https://www.nwaonline.com/news/2019/apr/03/affidavit-2-men-don-vest-shoot-20190403/?utm_campaign=magnet&utm_source=article_page&utm_medium=related_articles
http://thesmokinggun.com/file/arkansas-gunplay

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