誰かに自慢したくなる! 空の達人が教えるヒコーキの最新雑学5選

最近、飛行機には乗りましたか? 年に何回飛行機に乗りますか?

いわゆるLCCの増加や、格安航空券が買いやすくなったおかげで、この10年ほどの間に飛行機に乗る回数がかなり増えたという出張族の方は少なくないでしょう。

とはいっても、飛行機は、鉄道やバスなど地上を走る乗り物とは違う、やはり特別なもの。空の旅ならではのルールや意外な常識が少なくありません。

そういった飛行機にまつわる意外な常識を集めたのが、『ちょっと自慢できる ヒコーキの雑学100』(チャーリィ古庄著 / インプレス刊)という一冊です。

著者は飛行機専門の航空写真家、チャーリィ古庄さん。これまでに乗った航空会社は200社超、訪れた空港は約500か所。自ら航空機操縦資格も持ち、「世界で最も多くの航空会社に搭乗した人」としてギネス認定を受けている“空の達人”による豊富な知識の中から、いつか役に立つに違いない、厳選トリビアをいくつかご紹介しましょう。

日本ではメガネを掛けたCAはいない

日本の航空会社では、CA(キャビンアテンダント)が乗務中にメガネを掛けることは社内規定で禁じられています。これは、万一の緊急脱出時に、ふとしたはずみでメガネが飛んでしまい乗客の誘導などに支障をきたすリスクを無くすため。メガネが割れて、レンズの破片が凶器として使われる危険性も考えての措置でもあります。また、たとえ裸眼の視力が低くても、コンタクトレンズなどの矯正視力が1.0以上なら勤務に支障なしという会社がほとんどのようです。

LCCだってパイロットの基準は変わらない

格安価格で乗れるLCCが、運営面でさまざまなコストカットをしていることは知られていますが、乗客の安全を守る要であるパイロットに関する限り、その基準は大手エアラインと同等です。新興で実績不足のLCCが違うのは、国土交通省の審査官による試験が行われること。これをパスした、いわばお墨付きのパイロットのみがLCCの操縦桿を握ることができるわけで、むしろ信頼度は高いと言えるかもしれません。

地球上のほとんどの場所に直接飛べる飛行機がある

ひと昔前まで、日本から欧米へフライトする際には、一度アラスカのアンカレッジで着陸し、給油してから最終目的地まで飛ぶというのが基本でした。しかし、21世紀の今やエンジン性能は格段に向上し、欧米主要都市まで直行で飛べるのが当たり前の世の中です。近年は、エアバスA350−900ULRやボーイング777ー200LRなど航続距離16000〜18000kmレベルの超長距離機が次々と就航。地球1周が約4万キロですから、ほぼ半周分をカバーするこれらの飛行機は最短距離で結べば、シンガポール〜ニューヨーク(ニューアーク空港)直行便のようにほぼどこへでもダイレクトフライトが可能というわけです。

飛行機は手作業で洗う

あらゆる場面で自動化が進む世の中ですが、飛行機のボディは手洗いが基本のようです。JALは以前、ボーイング747の自動洗浄機を開発し、成田空港で使っていたものの、現在では解体されてしまったとか。一見、つるんとしているように見える飛行機の外見も、実際には細かいアンテナなど突起物が意外に多く、しかもどれも軽量化が図られていることなどもあって衝撃に弱いものもあり、機械任せの洗浄では限界があるようです。そういえば、映画『ハッピーフライト』(2008年)で、鳥にあたった航空機のアンテナがボッキリ折れて大混乱になった様子が描かれていましたね。

機内に水ようかんは持ち込めるがBigプッチンプリンはダメ

近年テロ対策の強化から、機内への持ち込み物が厳しく制限されているのはご存知でしょう。特に液体物へのチェックは厳しく、盲点も多いもの。その一つがプッチンプリン!

主にコンビニで買えるBigプッチンプリンはなんと、機内持ち込みができません! ネックとなるのは1個160グラムという大きさ。外から機内へ持ち込める液体は原則100ml(100グラム)以下。ぷるんぷるんなプッチンプリンは“液体”とみなされており、この制限に見事に引っかかってしまうのです。どうしても機内でプッチンプリンが食べたいなら、3個入りセットで売っている普通サイズ(1個67グラム)の方にしておきましょう。

ちなみに、水ようかんはあくまであんこの固まりのため液体とはみなされず、100グラム超でも問題なく機内で食べられるようです。

このほか、本書には海外旅行の際に役に立ちそうな実用知識も満載。全項目ごとに描かれているフジモト・ヒデトさんのちょっとシュールなイラストもわかりやすくて素敵なので、ぜひ注目してみてください。誰かに言いたくなってしまうような面白トリビアは様々ありますが、飛行機トリビアに詳しい人はけっこう貴重なはず。他人とちょっと違う雑談知識を溜め込むにはうってつけの一冊ではないでしょうか。


『ちょっと自慢できる ヒコーキの雑学100』

(インプレス)

著者  :チャーリィ古庄
イラスト:フジモト・ヒデト
定価  :本体1,500円+税

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