【今日の一冊】最高の結果を出すKPIマネジメント

レビュー

事業成功の鍵(Key Performance)」を「数値目標(Indicator)」で表したKPI。ビジネスを数字によって精緻に可視化することの重要性が増す現在、KPIを駆使したマネジメントの成否が、ビジネスの命運を左右するといっても過言ではない。ではKPIを、事業を成功に導くためのツールとしてフル活用するにはどうしたらいいのか? そもそもKPIとKGIの関係性とは? KPIをどう設定すればいいのか? こうした疑問を一気に解決できるよう、「正しいKPIマネジメント」の真髄を語り尽くすのが本書だ。
著者の中尾隆一郎氏は、11年間にわたりリクルートグループ内の勉強会で「KPI」「数字の読み方」という看板講座を受けもってきたという。著者自身が新規事業を立ち上げ、KPIマネジメントを実践して軌道に乗せた経験のもち主。その効果はお墨付きといえる。
KPIマネジメントの事例集や、直感的な理解を促す図解が満載なのも、本書の魅力の1つだ。さらには、KPIマネジメントを営業やマーケティングにどう活かせばいいのかといった点まで紹介されており、その応用範囲の広さに驚かされるに違いない。まさに徹底した現場主義の「使えるKPIマネジメント」であり、「実践のための書」とは本書のことだ、と思わされる。
KPIは、組織やチームの「めざすゴール」に到達するための信号だ。KPIマネジメントを制する者こそ、ビジネスを制す。そんな最強ツールKPIの威力を、ぜひ本書の「実践」によって実感していただきたい。

本書の要点

・KPIとは、「事業成功の鍵(Key Performance)」を「数値目標(Indicator)」で表したものである。
・KPIはKGIの先行指標であり、CSFの数値目標である。KPIを達成すると、KGIも達成できるという関係性だ。KPIマネジメントとは、この3点をステークホルダー全員で共有・実行・改善し続けることである。
・KPIは「1つ」に絞られ、事前にわかる「先行指標」でなければならない。
・KPIマネジメントの理想は、全従業員がKPIに興味をもっており、それが悪化した場合に、各現場で打ち手を打てるという状況だ。



最高の結果を出すKPIマネジメント
中尾隆一郎 (フォレスト出版)

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