【今日の一冊】ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ


ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ
グレン・アーノルド (ダイヤモンド社)


レビュー

成功者の伝記を読むのは楽しいものだ。なぜなら、成功のかげにどんな努力と苦労があったのかがわかるからだ。成功者の人生は、私たちに多くの示唆を与えてくれる。
本書は、「ウォーレン・バフェットが最初の1億ドルをいかにして稼いだか」に焦点を当てた一冊だ。彼の初期の投資がいかにして行われ、どのような結果になったかが紹介されている。彼の投資人生を追体験することができる、伝記的な一冊であると言えよう。
彼の初めての投資は、11歳のとき、姉と貯金を出し合って購入したシティ・サービスの優先株だった。やがて株価が下落してしまったため、彼は自分を信用して出資してくれた姉に対して罪悪感を抱いたという。第2の投資として紹介されるのは、彼の恩師であるグレアムが会長を務める保険会社、ガイコだ。彼はガイコの素晴らしさに惹かれ、純資産の65パーセントを投資することとなる。翌年にはそれらの株式を売却してしまうのだが、彼が株式を保有したままであれば、20年後にはおよそ85倍に膨らんでいるはずだったのだ。
このように本書では、バフェットの成功だけでなく、失敗の数々が語られる。バフェットでさえ多くの失敗を経験しているという事実は、多くの投資家を強く勇気づけてくれることだろう。バフェットの投資哲学に大きな影響を与えたとされる20のストーリーから、ぜひヒントを得ていただければと思う。

本書の要点

・バフェットは、ベンジャミン・グレアムの『賢明なる投資家』を読んだことがきっかけで、コロンビア・ビジネス・スクールでグレアムの授業を受けた。また、グレアムのもとで株式アナリストとして働いていたこともある。バフェットの成功の礎を築いたのは、グレアムの思想だった。
・バフェットの初めての投資は、11歳のときだった。彼は姉と貯金を出し合い、シティ・サービスの優先株を6株取得した。しかしやがて株価が下落してしまい、彼は姉に対して罪悪感を覚えることとなる。

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