【今日の一冊】耳は1分でよくなる!


耳は1分でよくなる!
今野清志 (自由国民社)


レビュー

「聞こえる」ということは、私たちが普段意識しているよりも重要な役割を果たしている。私たちのコミュニケーションの基本は会話だ。聞こえづらくなってくると、その会話がスムーズに進まなくなり、ついには人とコミュニケーションをとること自体が苦痛になってしまう。そうすると、自分のからにこもってしまいがちになり、うつや認知症などにもなりやすくなるのだという。
実は「難聴」とは、耳がまったく聞こえなくなることを指すのではなく、耳が聞こえづらくなることを言う。決して特別な病気ではないし、高齢者に特有の症状でもない。若い人であっても聞こえづらくなることはあるそうだ。
著者は、そんな「聞こえづらさ」は必ず改善できると語る。本書では、薬を使ったり手術を受けたりすることなく、生活習慣の改善や簡単なエクササイズによって聴力を回復させる方法を紹介している。どれも自宅で気軽に実践でき、無理なく続けられそうなものばかりだ。
著者によると、難聴は全身の不調とつながっているという。もしかすると、あなたの難聴は、体が発するSOSのサインかもしれない。あれっと思うことが増えたら、本書を手に取ってみてほしい。また、身近に耳の不調に悩んでいる人がいたら、ぜひ本書を紹介していただきたい。

本書の要点

・「聞こえづらさ」はコミュニケーション不良を招き、放置すると日常生活や仕事などに支障が出るばかりか、うつや認知症を発症する恐れもある。
・耳の不調は体の不調のサインだ。血行不良、内臓疾患、自律神経の乱れが聞こえづらさを招く。これは生活習慣を変えることで改善できる。
・音を聞いているのは「耳」ではなく「脳」である。脳は聞きたい音だけを選別して聞いている。自分の好きな音をたくさん聞くことで、脳の聴覚を司る部位を活性化することができる。

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