【今日の一冊】2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート 利益を出すリーダーが必ずやっていること


利益を出すリーダーが必ずやっていること
長谷川和廣 (かんき出版)


レビュー

著者の長谷川和廣氏は、グローバル企業7社の経営幹部や代表取締役として、そしてコンサルタントとして、2000社を超える赤字会社を黒字化してきた敏腕経営者である。彼は27歳のときから約50年間、仕事上の“気づき”を書き溜めてきたという。仕事術やアイデア、部下やクライアントからの相談事とその解決策。このような、日々「おやっ」と感じたことを記したのが、通称「おやっとノート」である。著者はこのノートを綴る中で、かけがえのない知的な財産を得たと述べている。
本書は、そんな著者が2008年に上梓した『社長が求める課長の仕事力』を再編集し、「おやっとノート」から、中間管理職などの現場のリーダーに向けた金言を選り抜いたものだ。その中身は色あせないどころか、変化の激しい現在にこそ立ち返るべき原理原則ばかりである。マネジメント、利益の創出、売上アップ、組織の改善、人間関係、スキルアップ、そしてキャリアアップの原則。いずれも、著者が事業を担い、数々の事業再生に携わる中で磨き上げられたものであるため、その実効性の高さは折り紙つきだ。そしてリーダー自身が真に成長することで、組織全体も飛躍を遂げられるという確信を与えてくれる。
管理職層が、「自分のために書かれたのでは?」と思うような実践知が、これでもかというくらい詰まっている。まさにプロフェッショナルリーダーの普遍的バイブルと呼べる一冊だ。困難にぶつかったときに、確固たる指針とめざすべき方向性を示してくれる書として活用し、その威力を実感していただきたい。


本書の要点

・「うるさい、細かい、しつこい、横着しない」リーダーになることは、マネジメントの基本ともいえる。
・リーダーの仕事の基本は利益を生み出すことである。
・売上を伸ばすために課長職以上の人が精通しておくべき仕組みは次の3つである。(1)良い製品をつくる仕組み、(2)販売する仕組み、(3)流通の仕組み(取引制度)だ。
・熱意を相手に伝えるには、それ相応の準備が欠かせない。


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