【今日の一冊】 才能の正体


才能の正体
坪田信貴 (幻冬舎)


レビュー

才能豊かな人がうらやましい、自分にも生まれ持った才能があればよかったのに――そんなふうに考えている人は多いことだろう。そんな人にぜひ読んでほしいのが、本書だ。
著者は坪田信貴氏。『ビリギャル』の著者だ。著者は塾講師として、『ビリギャル』の主人公・さやかちゃんをはじめとする数多くの生徒たちを指導してきた人物である。『ビリギャル』を読んでいない方に向けて説明すると、『ビリギャル』の正確なタイトルは『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』。学年ビリの成績だった金髪のギャルが坪田先生という塾講師に出会ったことで猛勉強をはじめ、血のにじむような努力の末に慶應大学に合格するというストーリーだ。
著者は本書の大前提として、才能は生まれつきのものではないと主張する。誰しもが努力によって身につけられるものが「能力」で、それを磨き上げて卓越させたものが「才能」であるという。そう聞くと、なんだか勇気が湧いてくるのではないだろうか。「私には生まれつき才能がないから」と思い込んでいた人にも、一筋の光が見えてくることだろう。
「才能=生まれつきのもの」という思い込みを捨てることができたら、本書を読んでみよう。著者が生徒たちの指導を通して得た「才能の育て方」に関する知見が余すことなく語られている。本書の内容を素直に実践すれば人生が変わること請け合いだ。自分には才能がないからと諦めていた大人はもちろん、学生にも一刻も早く手に取ってほしい一冊である。


本書の要点

・才能は生まれつきのものではない。「能力」は努力によって誰でも身につけられるが、それが他の人よりも抜きん出ることによって「才能」として認められるようになる。
・「能力」を「才能」に育て上げるためにはまず、「できる人」の行動を完コピすることが重要である。その人の振る舞いを動画に撮り、徹底的に真似しよう。
・成果を挙げることを目的に据え、達成のための戦術をシンプルに考えよう。「やること」と「やらないこと」を選択することが重要だ。


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