【今日の一冊】未知の巨大なライバルとの競争に勝つために プラットフォーム・レボリューション


プラットフォーム・レボリューション
ジェフリー・G・パーカー,マーシャル・W・ヴァン・アルスタイン,サンジート・ポール・チョーダリー,妹尾堅一郎(監訳),渡部典子(訳) (ダイヤモンド社)


レビュー

「プラットフォーム」という言葉を、ここ最近ビジネスの世界で頻繁に聞くようになった。プラットフォームとは直近20年のビジネス変革の原動力となった、もっとも重要なビジネスモデルだ。代表的なプラットフォーム企業にはグーグル、アマゾン、マイクロソフト、フェイスブックといった、そうそうたる企業が並ぶ。ウーバーやエアビーアンドビーなどの急成長企業や、シリコンバレーのベンチャーの多くもプラットフォーム企業だ。
プラットフォーム・モデルが広がると、ビジネスのほぼすべての側面で革命的変化が起きると著者はいう。たしかにプラットフォーム企業は今後も各業界に広がり、大きなインパクトをもたらすだろう。しかしその中身を十分に理解している人はまだまだ少ない。
本書はプラットフォーム研究の第一人者として多くの研究成果を発表してきた著者たちが、プラットフォームの特徴やメカニズムを、多くの事例を通して明らかにした力作である。プラットフォーム・モデルがなぜ大躍進するのか。どうやって既存のビジネスを打ち負かしているのか。なぜこんなにも速く大きく成長できるのか。
プラットフォームの特徴を把握し、プラットフォーム企業への対抗策を講じることは、現代の経営戦略を考えるうえでなかば必須といっていい。まさしく「必読」の一冊である。


本書の要点

・プラットフォーム・ビジネスは、自分たちがコントロールしていない資源を用いて価値を創造するので、非常にすばやく成長できる。
・プラットフォームの基本構造は、参加者+価値単位+フィルターだ。
・立ち上げにおいてどのような戦略をとるにしても、プラットフォーム企業はプッシュ(広告や広報)よりプル(口コミ)を重視するべきだ。
・プラットフォームでは収益化する際、誰に課金するのかをよく考えなければならない。
・プラットフォーム革命は、予測不能な形で私たちの世界を様変わりさせるだろう。その課題に対して、私たちは創造的かつ人道的な対応をしなければならない。


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