【今日の一冊】大企業若手50社1200人 会社変革ドキュメンタリー 仕事はもっと楽しくできる


仕事はもっと楽しくできる
ONE JAPAN (プレジデント社)


レビュー

パナソニックやソニー、トヨタ、NTTグループなどの大企業には、それぞれ若手有志から成るコミュニティがある。そのコミュニティに所属する若手有志をつなげるのが、本書で紹介される「ONE JAPAN(ワンジャパン)」だ。
大企業の若手有志のつながりと聞くと、「意識高い系?」と斜に構えてしまう人もいるかもしれない。だが本書を読めば、ONE JAPANが現実を変える力をもった、きわめて地に足がついたコミュニティだとわかるはずである。
ONE JAPANでは、メンバー同士がお互いの会社の活動や失敗談などを共有し、ビジネスアイデアを交換しあう。そうすることで互いに刺激を受けつつ、コラボレーションの機会を探っていく。まだ始動してから2年しか経っていないものの、すでにいくつもの企業間コラボレーションがONE JAPANから生まれている。若手同士が”つながる”ことで、さまざまな化学反応が起きているのだ。
ONE JAPANの濱松誠代表によれば、ONE JAPANに所属している若手社員たちは、かならずしも各企業のスーパーエースではないという。彼らは皆「やりたい仕事ができない」という葛藤を抱え、それぞれの会社でもがきながら、仕事をもっと楽しいものにしようと動いている普通の社員なのである。だからこそ企業で奮闘する彼らの姿には感銘を覚える。すべてのビジネスパーソンに強く一読をおすすめしたい。


本書の要点

・ONE JAPANのメンバーは、お互いの会社活動のベストプラクティスを共有し、会社を超えたオープンイノベーションやコラボレーションを多数実現している。
・社内の若手有志のつながりがうまく機能すれば、若手でもさまざまなアイデアを実現することが可能だ。
・社内にいる「会いたい人」を巻き込む方法としても、若手有志のつながりをつくることは有効である。
・ONE JAPANではメンバー間で心理的安全が担保されている。だからこそ画期的なアイデアが生まれるし、さまざまな職種メンバーがいるのでコラボレーションにもつながりやすい。


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