【今日の一冊】 ベストセラーを書く技術


ベストセラーを書く技術
晴山陽一 (自由国民社)


レビュー

デジタル全盛の現代にあっても、本を書きたい人は多い。ブログやSNSなどを使って個人が発信できるようになり、自分のスキルや仕事の成果を発信することの価値やおもしろさを感じた人が、それを本という形にしたいと思うからなのかもしれない。実際、出版不況と言われながらも、毎月膨大な数の本が出版されている。
しかし本を書きたいといっても、どうしたらいいのかわからない人がほとんどだろう。本書はそうした人たちにとって大きな力になってくれるはずだ。伝えたいことは何なのか、アイデアをどう練り、企画に結びつけるのか。そして原稿をどう形づくっていくのかを丁寧に指南してくれる。
本書の著者は晴山陽一氏。出版社勤務を経て独立し、今は出版プロデューサーとしても活躍している人物だ。1997年に独立して以降、10年連続で著書の売り上げが10万部を突破。出版社からの執筆依頼が後を絶たず、電子書籍・海外出版を合わせると約200冊の出版経験があるという、出版のプロフェッショナルだ。
著者は本を書くとき、全体を立体的に俯瞰したうえで細部をとらえ、1年後に勝負できるアイデアなのかどうかを自問し、最悪のレビューを想定しながら仕上げるという。これは本づくりのみならず、ビジネス全般に通じる神髄なのかもしれない。


本書の要点

・本を企画してから実際に出版されるまでには通常1〜2年かかる。だから常に「これは1年後に勝負できるアイデアか?」と自問しなければならない。
・本の企画を立てる際にチェックすべき項目は5つある。(1)誰をどのようにするための本か、(2)テーマは何か、(3)どんな本にしたいか、(4)アマゾンでどんなレビューを書かれたら嫌か、(5)プレゼントしてでも読んでほしい人は誰か、だ。
・考えながら書いてはいけない。綿密に企画してから書くからこそ、読者を満足させる本をつくることができる。




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