【今日の一冊】 センスのいらない経営


センスのいらない経営
福島良典 (総合法令出版)


レビュー

「グノシー」や「ニュースパス」などの、今をときめく情報キュレーションサービス・ニュース配信アプリ。これらを開発・運営している株式会社Gunosy創業者、福島良典氏の初の著書が登場した。若くして起業し、創業から2年半でスピード上場を果たした福島氏。彼が感じてきた社会的課題や経営で大事にしてきた指針、今後求められる人材像を描ききったのが本書だ。
タイトルにある「センス」は「経験知」や「勘」を指す。進化したテクノロジーが、従来は人間のセンスに頼っていた部分まで担ってくれるようになった。それは経営においても同様で、テクノロジーの力を借りれば、カリスマ経営者のセンスがなくとも、事業を成功に導けるようになったといってもいい。
一方で現代は、人々のニーズが多様化した時代でもある。とにかく実験を重ねることでしか、潜在ニーズ=正解はつかめない。こうした時代背景もまた、経営におけるテクノロジーの活用を後押ししている。
ではこうした時代において、人はどんなスキルを磨くべきか。どのような人材をめざすべきなのか。こうした大事な問いに正面から向き合った本書は、経営者やエンジニアだけでなく、あらゆる業種・職種のビジネスパーソンにとって有用なコンパスになってくれるだろう。キャリアについて再考し、仕事の進め方をさらにアップデートさせたい方にぜひお読みいただきたい。


本書の要点

・テクノロジーの進化によって、人間はセンスから解放された。それは経営についても同様で、テクノロジーの力を借りれば経営者にセンスは必要とされなくなった。
・経営者は、リスクを見極めながら、抽象的かつ揺るがないゴールに基づいて意思決定をすることが求められる。
・これからの時代はどんな業界においても、テクノロジーを駆使し、自ら課題を見つけて解決できる「エンジニア的人材」が必要となる。




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