【今日の一冊】なぜかうまくいく人の すごい無意識


すごい無意識
梯谷幸司 (フォレスト出版)


レビュー

「ビジネスがうまくいかない」「家庭が円満でない」「年収が上がらない」「健康に不安がある」――これらはそれぞれ無関係な悩みであるように思えるが、仕事、お金、恋愛など、あらゆる面で「なぜかうまくいく人」がいるのも事実だ。一方、そうした人と同じような学歴を経て同じような職業についた人の中でも、やりたいことがわからなくなり、立ち止まってしまう人がいる。二者の違いはどこにあるのだろうか。
本書の著者によると、さまざまな問題の明暗を分けるのは「メタ無意識」であるという。メタ無意識とは、いわば「無意識のクセ」だ。私たちは日常的にさまざまな判断をしているが、これには人の無意識が影響を与えている。そして私たちが現実をとらえる際の「前提」「思い込み」「フィルター」など、自分では自覚していない「無意識」の部分には個人差があるという。
自分の認識のクセは自覚しにくいものだが、本書では、具体的なステップを踏みながらメタ無意識を書き換える手法が紹介されている。著者によると、成功者たちには共通する意識パターンがあるという。つまりそれを取り込むことができれば、理想の自分に近づき、ひいては自分の命運すら変えられるということだ。なぜかうまくいかないと感じつつも、具体的なアクションが取れていない方におすすめの一冊だ。


本書の要点

・私たちが日常的に行っているさまざまな判断には、認識のクセである「メタ無意識」が大きな影響を与えている。「メタ無意識」は認知しにくいものであるが、手順を踏めばそれを書き換え、自分の命運を変えることができる。
・メタ無意識にある意識パターンを「メタプログラム」と呼ぶ。これは、外の情報をとらえるときのフィルターであり、メタ無意識を形作り、現実世界を方向付けている。どんな意識パターンがあり、自分がどれを使っているかを知ったうえで、ケースバイケースで使い分けることが重要だ。




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