【今日の一冊】「10年後の自分」を支える83の戦略 知的生活の設計


知的生活の設計
堀正岳 (KADOKAWA)


レビュー

あなたには、人生において達成したいテーマのようなものがあるだろうか。もしあるとして、その目標達成のために日々、どんな積み上げを行っているだろうか。
本書は、ベストセラー『ライフハック大全』の著者・堀正岳氏による「知的生活のすすめ」である。知的生活とは、「新しい情報との出会いと刺激が単なる消費にとどまらず、新しい知的生産につながっている」生活を指す。本や漫画を読んだり、アニメや音楽、動画、映画などといったコンテンツを楽しんだり、絵や写真などをつくりだしたり、旅をしたりすることなどはすべて知的生活の一端を担っているという。
さらに著者は、「知的生活の積み上げを設計する」ことの重要性を唱える。10000時間を境に量は質に転換していくという「10000時間の法則」をヒントに、いつまでにどれだけの量をこなすかを設計し、日々の行動に落とし込んでいくという考え方だ。たとえばあるジャンルの代表作が200冊あると見積もったとして、それを3年以内に読破するためには、1日あたり何ページずつ読み進める必要があるかを計画する。
本書を読めば、何気なく過ごしていた日々が違って見えてくるだろう。先述の例でいえば、日々の読書時間を捻出するため、1日、1週間、1か月のスケジューリングが変わってくるはずだ。自分のテーマを極めるためのいわば「登山」の日々をもっと楽しめること間違いなしである。


本書の要点

・本書では、知的生活を「新しい情報との出会いと刺激が単なる消費にとどまらず、新しい知的生産につながっている」生活と定義する。
・目標達成のために行動計画を立て、今日の活動量を決めることを「知的生活を設計する」という。
・知的積み上げのため、毎日2時間程度を確保しよう。
・知的生活には出費がつきものだが、これは決して無駄遣いではない。成長のための投資と考え、毎月一定額を取り分けておこう。そうすると必ず知的投資を行うことになるし、一定量の知的インプットを自分に課すことができる。




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