【今日の一冊】〈思いやり〉と〈挑戦〉で限界を超えさせる セキュアベース・リーダーシップ


セキュアベース・リーダーシップ
ジョージ・コーリーザー,スーザン・ゴールズワージー,ダンカン・クーム,東方雅美 (訳) (プレジデント社)


レビュー

世界有数のビジネススクール「IMD」の教授陣による、「最高のリーダー」になるための教科書が登場した。本書の主旨は、リーダーが安全基地(セキュアベース)となり、フォロワーと心でつながるからこそ、フォロワーは限界に挑戦できるというものである。セキュアベース・リーダーが提供するのは「安全」だ。安全があるからフォロワーはリスクをとれる。そしてそれがリーダーとフォロワー双方にとって、持続的な高業績を上げることにつながる。
著者たちは世界中の企業幹部を対象としたインタビューやアンケートを通して、セキュアベース・リーダーの9つの特性を特定した。それを踏まえたうえで、本書ではどのようにして安全や安心を提供するか、どのようにして挑ませるのか、どのように挑戦やリスクを提供するか、こうした考え方をすぐに行動に移すにはどうすべきかといったことが語られる。また9つの特性を伸ばすための具体的な方法が提示されているのもポイントだ。
本書を読むことで、リーダーとして職場でどのように行動すべきか、どのように時間を使うべきかが明らかになるだろう。自身の目指すリーダー像も明確になるはずだ。企業を牽引する中堅社員の方や管理職の方に、ぜひお読みいただきたい一冊である。


本書の要点

・セキュアベース・リーダーは、フォロワーを深く思いやり、高いレベルの挑戦を促す。だからこそリーダーもフォロワーも最業績を達成することができる。
・セキュアベース・リーダーの特性は次の9つである。(1)冷静でいること、(2)人として受け入れること、(3)可能性を見通すこと、(4)傾聴し質問すること、(5)力強いメッセージを発信すること、(6)プラス面にフォーカスすること、(7)リスクをとるように促すこと、(8)内発的動機で動かすこと、(9)いつでも話せることを示すこと。
・セキュアベース・リーダーシップは、「絆」の形成、「悲しみ」と向き合うこと、「心の目」の形成、「勝利を目指す」アプローチから構成される。


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