【今日の一冊】 小休止のすすめ


小休止のすすめ
ヒロミ,藤田晋 (SBクリエイティブ)


レビュー

人生には「小休止」が必要だ。休んでこそ流れに乗れるときがある。27歳で個人事務所をつくって独立し、月間売上が6000万円にのぼるほどだったタレントのヒロミ氏と、26歳のとき史上最年少で上場を果たしたサイバーエージェント社長の藤田晋氏が、運とツキを呼び込む「人生の休み方」の極意を語っているのが本書である。
「小休止」をうまく取り入れていることが2人の成功に共通しているのは確かだが、そのスタイルはまったく違う。タレント・ヒロミを10年も休んでいる間、彼は畑違いのジム経営に注力し、50歳になってタレントとして再び大ブレーク。一方の藤田社長は、立場上、ビジネスの一線を長く離れるわけにはいかない。激務の合間をぬって、小さく休む時間を日常に組み込み、トップを走り続けている。
留意すべきは、本書が休み方だけにフォーカスしているわけではない点だ。どんな世界でも、チャンスと見たら積極的に勝負に出なければ、生き残ることはできない。同様に、潔く撤退すべきとき、守りに徹すべきとき、時期を逃さず戦略的に小休止を取る必要がある。本書はあくまで、勝ち続けるために、前進し続けるために休む方法を説いている。
本書は5つのテーマに分かれた30項目について、2人が自身の方法論や生き方を一人称で語っている。本要約もその体裁を踏襲してまとめた。それぞれが独立した内容なので、目次を見て気になった項目から読んでみるといいだろう。走り続けて息切れしそうなとき、ぜひ手にとってほしい一冊だ。


本書の要点

・従来の方法が通用しないと感じたときは、小休止すべきだ。
・仕事と直接関係のない人との出会いや、仕事以外のことに取り組む時間は、大きな刺激になる。自分を客観視できるし、新たなアイデアが生まれるきっかけにもなる。
・どん底まで落ちぶれないために、一度は「負け」を認めよう。「下山」すべき時期を逃さず、負けを小さくすればいい。
・浮上のチャンスはふいに訪れる。倦まず弛まず地道に準備を進め、勝負どころを見定めよう。


この本の要約をflier(フライヤー)で読む


フライヤーでは、話題のビジネス・リベラルアーツの書籍を中心に毎日1冊、10分で読める要約を提供(年間365冊)しています。既に1,500タイトル以上の要約を公開中です。@niftyニュースでは、「要約」の前の「レビュー」部分を掲載しています。