【今日の一冊】ひとりひとりにフィットする1からの勉強法 勉強大全


勉強大全
伊沢拓司 (KADOKAWA)


レビュー

最近メディアで話題の東大卒クイズ王、伊沢拓司氏をご存じだろうか。彼は名門の開成中学・高校出身で、TBSの人気クイズ番組「東大王」で一躍有名になった。だが実はそんな彼でも、簡単に東大に合格したわけではない。様々な試行錯誤を経て勉強法を確立し、東大合格を勝ち取ったのだという。本書では、その勉強法が350ページ以上にわたって惜しみなく披露されている。
著者によると、勉強は「がむしゃらにがんばる」だけではいけないという。「勉強の原理」を満たしたうえで、自分にマッチする勉強法を見つけなければならないというのだ。本書では、その考えに基づいて、自分の強みを生かした「勉強戦略」の立て方と、受験勉強の大半を占める暗記の攻略法、思考の広げ方、各教科の勉強法などが網羅されている。
特に第5章の暗記の秘訣が書かれた章は必読だ。「マクロ暗記」と「ミクロ暗記」を正しく理解して実践すれば、暗記した知識は確実に自分のものになり、今までは解けなかった難問もクリアできるようになるだろう。
高校2年生の12月に受験勉強を始めたとき、勉強の基礎も理解していなかったという著者。彼は、どのように受験勉強をし、東大に合格することができたのか。読者にはぜひ、その秘訣を学んでいただきたい。社会人になっても、蓄えなければならない知識や向かうべき目標は次々とあらわれる。そんなときに、本書で学んだメソッドがきっと役立つことだろう。


本書の要点

・受験勉強を始める前に「大学とは何か」を理解し、「大学で何をしたいのか」を考えておこう。それは受験勉強における最高のエンジンとなり、入学後も価値を持ち続け、自分を動かし続ける。
・日々を「今日の勉強で本番の点数を1点上げられたか」という基準で評価しよう。1日1点を目標として予定を立て、日々の勉強を分析することが、「受験生活」をより質の高いものにする。
・大切なのは万人に共通する「勉強の原理」でその外側にある「方法論」は、各々にフィットするものを選んでかまわない。


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