【今日の一冊】 ゼロは最強


ゼロは最強
TAKAHIRO (光文社)


レビュー

ダンサー・振付師のTAKAHIRO氏をご存じだろうか。2005年には、ヒップホップの殿堂ともいえる「Apollo Amateur Night」コンテストに出場、年間ダンス部門で1位を獲得。全米放送のダンスコンテストにて、史上最高記録となる9大会連続優勝を達成し、プロデビューを果たした人物だ。さらには、マドンナのワールドツアーでステージダンサーを務め、欅坂46「サイレントマジョリティー」「不協和音」をはじめ、さまざまなアーティストの振付を担当している。この輝かしい経歴を聞くと、早くからダンスの道を志した、自信あふれる人物を想像するかもしれない。しかし本書を読むと、その予想は大きく裏切られることになるだろう。
著者は学生時代、勉強も運動も苦手で、自信がなく、コンプレックスの塊だったという。そんな著者は、ダンスに出会い、自分の人生を自分で選ぶ喜びを知った。その気持ちに突き動かされるようにニューヨークに渡ったものの、英語が通じずホテルにこもって泣いていたこと、チャンピオンになっても周囲の期待に応えられず仕事をクビになったこと、マドンナのツアーのために血のにじむような努力をしたことなどが赤裸々に語られている。
本書の前半では著者のこれまでの人生が語られ、後半では著者が見つけた生き方のヒントが掲載されている。誰もが羨むような経歴の持ち主である著者も、悩みながら自分の人生を生きてきたのだ。自分の道に迷った人に一読をお勧めしたい。きっと、人生のヒントが見つかるはずだ。


本書の要点

・ダンサー・振付師である著者は、幼少のころ、自信がなく、コンプレックスが強い少年だった。そんな彼の毎日は、ダンスとの出会いで一変した。
・ヒップホップ世界一の殿堂、アポロ・シアターのアマチュアナイトのオーディションでは、完全なアウェイで自分の存在感が「ゼロ」だったからこそ、思い切ったパフォーマンスができた。
・目標とタイムリミットを決めよう。そうすれば、夢から逆算し、最後のときに向けて力を出せる。


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