【今日の一冊】 「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文


「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文
西岡壱誠 (東洋経済新報社)


レビュー

18万部を突破したベストセラー『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』。その著者である現役東大生の西岡壱誠氏が送り出す渾身の一冊が本書だ。東大合格までに編み出した作文術を、余すことなく公開している。
著者は漫画『ドラゴン桜2』の勉強法を編み出す、東大生団体「東龍門」のリーダーでもある。300人以上の東大生へのアンケートや100人以上の東大生の取材を通して、東大合格のための知恵やノウハウを徹底的に研究しているそうだ。その研究で明らかになったのは、東大生の、相手のことを考えた「双方向的な文章」を書く能力の高さである。東大の試験は全て記述式で、東大に合格するには、文章力は必須だからだ。
これはビジネスでも当てはまる。メール、報告書、議事録など、文章を書く機会は事欠かない。しかし、文章を書くことに苦手意識をお持ちの方もいるのではないだろうか。そのような方でも、本書のメソッドを実践することで、「相手に伝わる文章」の型が楽しく身につくはずだ。
とりわけ新入社員や若手社員の方にはぜひ本書をおすすめしたい。議事録、企画書、報告書を書く際にリードでき、自信を持って「伝わる書類」を作成できる。キャリアの早い段階で、文章力を身につけておくことは、今後どんな専門分野を極めていくにしても、大いに役立つだろう。最強のアウトプット術が今ここに。


本書の要点

・「東大作文」は次の5つのステップから成る。言いたいことが正確に伝わる「あとがき作り」、見間違えるほど読みやすくなる「目次作り」、説得力が劇的に高まる「1人ディベート」、読者が思わず引き込まれる「質問トラップ作り」、そしてムダなく効率的に書く「枝葉切り」である。
・「最後の一文」となる「あとがき作り」の際には、言いたいことを一言にまとめる「主張作り」、そして言いたいことを伝えた相手にどうなってほしいかを明確化する「目的作り」も必要となる。
・「1人ディベート」では、「断言」することで、文章の説得力を高めることが可能だ。


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