【今日の一冊】イーロン・マスクが起こした100年に一度のゲームチェンジ INSANE MODE インセイン・モード


INSANE MODE インセイン・モード
ヘイミッシュ・マッケンジー,松本剛史(訳) (ハーパーコリンズ・ ジャパン)


レビュー

クルマは、私たちが生活するうえで欠かせない、身近で便利な移動手段だ。とはいえ、クルマを動かすためには、ガソリンを燃やして二酸化炭素を空気中にまき散らす必要がある。私たちはこれを、100年以上にわたって続けてきた。
だが今、自動車業界には100年に一度のゲームチェンジが起きている。テスラのモデルSに乗った著者は、車輪のついたコンピュータであるかのように感じたという。空気を汚しながら走るクルマは今や、過去のものになろうとしているのだ。
もちろん、自動車業界にゲームチェンジを引き起こすという偉業は、普通の考え方や行動力で成し遂げられることではなかった。これができたのは、イーロン・マスクだからこそだ。まさに「インセイン(狂気)・モード」。テスラが、そしてイーロン・マスクが、どのような障害を乗り越え、そして今後どんなことに挑戦していくのか、本書を通して知っていただきたい。
日本にはイノベーションが起こらないと言われてどれほどの月日が経つだろうか。私たち日本人がイノベーションを起こすために必要なことは何なのか。失われた20年が今後も続き、日本の競争力が低下することを不安視する人も少なくないだろう。日本がビジネスの現場で世界をリードし続けるために、イーロン・マスクから学ぶべきことは決して少なくない。


本書の要点

・テスラは、電気自動車に対する偏見や、販売のためのさまざまな障害を乗り越え、従来型の自動車の性能を超える電気自動車を完成させた。
・テスラは、リチウムイオン電池の炎上事故報道、直販戦略への批判、航続距離に対する不安などの数々の困難に打ち勝ってきた。
・テスラの成功は、巨額のチャイナマネーを後ろ盾とした自動車スタートアップを生み出すとともに、大手自動車メーカーのEV化にも影響を与えた。
・テスラは、電気自動車メーカーとしての枠を超え、石油時代が終焉する可能性を示そうとしている。


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