【今日の一冊】 人生100年時代の稼ぎ方


人生100年時代の稼ぎ方
和田裕美,久保明彦,勝間和代 (アチーブメント出版)


レビュー

ついに人生100年時代が到来した。大半の人にとって、将来に対する不安のうち「お金」の不安が一番大きいのではないだろうか。金融庁が作成した指針案において、年金が2000万円不足すると発表され、物議をかもしたことも記憶に新しい。こうした社会の中で、だれもが長期にわたって稼ぐ力を求められるようになりつつある。
本書は、2018年秋に行われた講座に取材や補足を加えてまとめたものである。登壇者は、お金のプロである勝間和代氏、キャリアのプロである久保明彦氏、そして人付き合いのプロである和田裕美氏だ。当日は、130名限定のチケットがすぐに売り切れ、大勢の立ち見が出るほどの反響があったという。著者それぞれの視座が重なりあい、人生100年時代をより立体的に捉えることができる本書は、まさに稼ぐ力を養うためのバイブルといえるだろう。
お金ばかりが幸せではない、しかしお金がなければ幸せになれないかもしれない。そんな漠然とした不安を抱く読者にとっては、これからの時代を事実に基づいて捉えなおす、良いきっかけとなるに違いない。読みやすい文体で書かれているため、あっという間に読み終えてしまうかもしれない。だが読後は、今後の指針がしっかりと心に根付いていることに気づくだろう。人生100年時代をより冷静に、穏やかに迎える心構えができること請け合いだ。


本書の要点

・{{li:お金の不安をなくすためには、年金や退職金を補う形で、定年退職後も仕事を続けることが必要だ。健康を損ねないことも将来的なコスト削減につながる。}}
・{{li:加齢に対するネガティブな意識を捨て、やりたいことを洗い出してみよう。年を取るほど幸福になるように人生をデザインし、そのために今必要なことを実行すれば、漠然とした不安から脱却できるはずだ。}}
・{{li:今後は、「その物を売っている人と関わりたい」という理由で物を買う人が増える。人材価値を維持するために、人間力を磨く努力が欠かせない。}}


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