【もうすぐ出ますよ!注目の日本車】トヨタ「カローラクロス」がSUV界の序列を変える!

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トヨタのSUVラインナップに、強力な1台が加わりそうだ。トヨタにとってのビッグネームである「カローラ」のネーミングを冠した「カローラクロス」がそれだ。

今回は、すでに公開されている写真などから、アウトドアレジャーのアシにもマッチしそうな新型カローラクロスの魅力と実力を深掘りする。

■カローラファミリーに加わる新たな個性

2021年もトヨタの新車攻勢が熱い。7月19日には「アクア」が10年ぶりとなるフルモデルチェンジで2代目へと進化。続いて8月10日にが「ランドクルーザー」が14年ぶりに全面刷新された。

その2台に続いての登場がウワサされているのがカローラクロスだ。このモデルは車名の通り、カローラファミリーの一員だが、注目はそのカテゴリー。ファミリー初のSUVなのだ。

カローラといえば、1966年のデビューと50年以上歴史の持つトヨタを代表するビッグネームのひとつだが、ついにその名を冠したSUVが登場するのである。それはまさに、カローラの歴史に新たな1ページが刻まれるといっても過言ではないだろう。

ちなみにカローラクロスは、海外マーケットではすでに発売されている。2020年7月にタイで発表されたのを皮切りに、北米、南米、そして台湾などで販売。今回は満を持しての日本凱旋となる。

2020年のお披露目の際、開発責任者は「このモデルはカローラの“新しい家族”であり、お客さまの新しいストーリーを作るお手伝いができることを願っている」と語っていた。つまりカローラクロスは、これまでカローラには縁がなかった新たなユーザー層の獲得をねらったクルマだと捉えていいだろう。

かつて9代目カローラは、「変わらなきゃ」というキャッチフレーズとともに登場したが、世界的にSUVマーケットが拡大している今、もしかするとカローラには、その時以上の変化が求められているのかもしれない。
■十分な居住スペースとラゲッジスペースを確保

そんなカローラクロスには、3つの“ちょうどいい”が備わっている。

まずひとつ目はボディサイズだ。カローラクロスは全長4460mm、全幅1825mmで、トヨタのSUVラインナップに当てはめれば、「C-HR」(全長4385mm、全幅1795mm)よりはひと回り大きく、「RAV4」(全長4600mm、全幅1855mm)よりはひと回り小さい。つまり「C-HRは車内が狭く、でもRAV4では大きすぎる」というニーズにピッタリなのだ。ちなみに人気の「ヤリスクロス」はC-HRよりも小さく、「ライズ」はヤリスクロスより小さい、一番コンパクトなサイズ設定だ。

カローラクロスの土台には、“TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)”に基づき開発された“GA-Cプラットフォーム”を採用。これはカローラや「プリウス」、そしてC-HRと同じものであり、十分な居住スペースとラゲッジスペースを確保しているのが、C-HRやヤリスクロスに対するアドバンテージだ。

ラゲッジスペースは、スペアタイヤを積載しない仕様で487Lを確保。ライバル車となるのはマツダ「CX-30」(全長4395mm、全幅1795mm)やホンダ「ヴェゼル」(全長4330mm、全幅1790mm)、スバル「XV」(全長4485mm、全幅1800mm)辺りだが、487Lという荷室容量はライバルを凌駕する広さである。現時点で最も広いのはCX-30の430Lだから、それより1割ほど広いことになる。ボディサイズは適度にコンパクトでありながら、ラゲッジスペースはライバルよりも広い。カローラクロスのパッケージングはそれくらい高効率なのである。

ちなみにコックピットのデザインは、定評あるカローラのそれをトレース。水平基調のインパネは、前方、側方の視界が良さそうなレイアウトで、中央上部には、カーナビゲーションなどを表示できるディスプレイオーディオを装備。その下にエアコンを始めとする空調の操作パネルを集約し、シンプルなデザインと優れた操作性を両立している。

ふたつ目の“ちょうどいい”はパワートレーンだ。日本仕様のカローラと同じく、1.8リッターエンジンを核とするハイブリッド仕様と、1.8リッターの自然吸気ガソリンエンジンが用意されるだろう。前者はプリウスと同じタイプで、良好な燃費も期待できそうだ。ちなみに駆動方式は前輪駆動をメインとするが、ハイブリッド仕様には後輪をモーターで駆動する電気式4WDも用意されるだろう。
■市場に大きな影響を与えそうな価格設定

そして最後の“ちょうどいい”が価格。なんとエントリーグレードは200万円を切る設定だとウワサされている。参考までに、C-HRのエントリーグレードは238万2000円。C-HRはターボエンジンとはいえ、格上のカローラクロスの方が安いのだから思い切った戦略だとしかいいようがない。ちなみにカローラクロスのハイブリッド仕様は、エントリーグレードの前輪駆動で約260万円、4WDはその20万円アップとなりそうだ。

参考までに、マツダのCX-30は2リッターガソリンエンジン搭載車で239万2500円〜、スバルのXVは1.6リッター自然吸気エンジン+4WDで220万円〜となる。それらの価格を下回るカローラクロスは、マーケットに大きな影響を与えそうだ。

全長4mを切るライズに始まり、ヤリスクロス、C-HR、RAV4、「ハリアー」、そして「ランドクルーザー プラド」に全長5mに迫る「ランドクルーザー」と、気づけばトヨタのSUVはニーズに合わせて選べる豊富なラインナップを確立していた。そこにカローラクロスが加わることで、さらに盤石の体制となることは間違いなさそうだ。

文/工藤貴宏

工藤貴宏|自動車専門誌の編集部員として活動後、フリーランスの自動車ライターとして独立。使い勝手やバイヤーズガイドを軸とする新車の紹介・解説を得意とし、『&GP』を始め、幅広いWebメディアや雑誌に寄稿している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

 

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