本家本元のノイキャンはやっぱり優秀!音質もグッと進化したBOSE「QuietComfort 45」

本家本元のノイキャンはやっぱり優秀!音質もグッと進化したBOSE「QuietComfort 45」

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いまや外出時の音楽リスニングの定番となったノイキャン。そんなノイキャンの元祖であるBOSEのノイズキャンセル対応ワイヤレスヘッドホン主力シリーズQuietComfortから、4年ぶりとなる最新モデル「QuietComfort 45」(実勢価格:3万9600円前後/以下、QC45)が10月28日に発売されました。

BOSEは約2年前に、同じくノイキャン対応ワイヤレスヘッドホン「Bose Noise Cancelling Headphones 700」を発売していますが、こちらは音声アシスタント対応や通話機能まで強化した全部入り版だったのに対して、「QC45」は本家本流のノイキャン重視QuietComfortシリーズの最新世代という位置付けになります。

 

■冬はやっぱり着けたくなる

QuietComfortシリーズ最新世代となる「QC45」。BOSEはあまり技術的な仕様を公開しないメーカーですが、内部のノイズキャンセル処理の世代が進んだ最新モデルです。ノイキャンというと一番の活躍の場は屋外なので、折りたたみ可能なポータブル仕様になっています

シンプルで実用的な、これぞBOSEといったデザイン。ちなみに旧世代からデザインはほとんど変わっていません。

イヤーカップクッションとヘッドバンドに使われている上質なシンセティックレザーは弾力性抜群。装着時の側圧は適切だし、イヤーカップも耳をぴったりとカバーしてくれます。重量は180gと見た目より軽めだと思います。

操作系は右に音量+/−や再生/停止ボタン、左にノイキャンなどのコントロール機能のみ。タッチ操作でもないし、今どき潔いくらいのシンプルな操作体系です。ちなみに有線ケーブル接続も可能で、充電端子がUSB type-Cになっているのもうれしいアップデートですね。

電源・Bluetoothペアリング操作は右ハウジングにある専用ボタンからと分かりやすい。接続コーデックはBluetooth5.1になりましたがコーデックはSBC/AACのみと大きな変化はナシ。バッテリーは最大24時間駆動、15分のクイックチャージでも最大3時間駆動と性能十分。

そんなBOSE「QC45」を、どこで使うべきか。日本人はあまり外出先にヘッドホンを装着しないのですが(街なかで付けていると目立ちますからね)、寒くなってくると耳元も暖かくあってほしいので冬場はヘッドホンを着けやすい季節。

個人的なことですが、郊外から都内に出かけるライフスタイルになったことで、仕事道具をスーツケースに入れて移動するようになりました。だから「QC45」のサイズでも持ち運びは苦になりません。電車内でちょっとしたメールを片付ける時などの集中用にも使えますからね。

気になるノイズキャンセル機能ですが、Onにあたる“クワイエット”と、外音取り込みにあたる“アウェア”の2通りのみ。左ハウジングのボタンでどちらかに切り替えるだけと強度調整機能もないシンプル設計ですが…BOSEが磨き上げてきたノイキャンの効果はとても優秀。電車の走行音やエアコンの騒音を大幅に低減するし、車内アナウンスなども音量をぐっと抑えます。音楽を止めて確認してみると、完全に騒音ゼロではないけれど、効果を実感しやすいですよ。

では音楽リスニングのサウンドもチェックしていきます。

過去モデルユーザーとして一番驚いたのがサウンドの進化です。iPhoneとペアリングして宇多田ヒカルの『あなた』を聴くと、しっかりとシャープに聞こえる女性ボーカル、自然に広がるピアノの音と余韻、音楽が広がるフィールドの広さ。BrunoMarsの『24K Magic』は重低音をしっかりと音の豊かさと音圧感でせめてくれるし、歌声や音のキレも優秀。一昔前のBOSEサウンドは豊かな重低音で中域弱めのイメージが強かったのですが、世代を追うごとに中高域重視にシフトが進み、「QC45」ではついに音情報豊富で中域も鮮明、そして低音はちゃんとBOSEという、オールラウンダーな高音質に仕上がっています。

自宅のテレワーク環境と通話マイクも検証してみました。

PCとペアリングして屋内でのビデオ会議に使ってみたのですが、周囲のエアコンの騒音や生活音はノイキャンでしっかり消える優秀さ。そしして4つの超小型マイクによる通話マイク性能がとても良く、声のみを低音まで高音質にピックアップ。ノイキャンで集中しつつビデオ会議用もこなす、なんてスタイルだと全方位に活用してくれそうです。音楽を流しつつのテレワーク用なら、あえて外音取り込みの「アウェア」でインターホン等を聞きやすくする運用もアリ。
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ノイキャンワイヤレスヘッドホンとして定番・鉄板ともいえるQuietComfortシリーズのBOSE「QC45」。期待を裏切らないというか、BOSEもノイキャン性能や高音質といった部分で着実にアップデートしてきた感があります。個人的なお気に入りポイントは、複雑なカスタマイズ性やボタン操作ではなく、ノイキャン/外音取り込みのみに振り切ったシンプル設計。そして再生音質・通話マイクは当然のように高音質。ビジネスパーソンが使う優秀な道具として長く定番化しそうなモデルです。

>> BOSE

 

<取材・文/折原一也>
折原一也|1979年生まれ。PC系出版社の編集職を経て、オーディオ・ビジュアルライター/AV評論家として専門誌、Web、雑誌などで取材・執筆。国内、海外イベント取材によるトレンド解説はもちろん、実機取材による高画質・高音質の評価も行う。2009年によりオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員/ライフスタイル分科会副座長
 

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