ノイキャンも音質も性能UP!「AirPods Pro(第2世代)」は期待通りの秀作モデルです!

<イヤホンレビュー>

Appleの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro(第2世代)」が9月23日に発売されました。前モデルにあたる初代AirPods Proが登場したのは2019年10月なので、約3年ぶりに純正ハイエンド完全ワイヤレスイヤホンがリニューアル。

▲Apple Storeの販売価格は3万9800円

アップデートのポイントは、H2 Appleシリコンの搭載、従来比2倍の雑音を消すようになったというアクティブノイズキャンセル機能、パーソナライズされた空間オーディオとまさに多方面。

発売日に購入した実機でレビューしていきます。

 

■ ■ノイキャン強度も音質もUP
まずは外見から。実はイヤホンの形状は、初代AirPods Proと変わっていないんですよね。

アンテナの入った軸(ステム)が耳から伸びる見覚えある形状そのまま。よく見るとイヤホンの背にある黒い部分の位置が変わりましたが、外からは見えません。実際に装着したイメージも同じです。

装着感を調整するシリコーン製イヤーチップは、最初に装着されている標準サイズのMと、パッケージ内にXS、S、Lの合計4サイズ。XSサイズは新規に追加されました。

イヤーチップ選びは、耳の密閉感、ノイキャン性能に関わる重要要素。僕はLサイズは耳に違和感があるので、ちょうど良いMサイズをチョイス。自分にあったサイズ選びは、イヤーチップ装着状態テストで確認できます。

iPhoneとのペアリングは、ケースを開くと近くのiPhoneに画面がポップアップするAirPodsシリーズ共通の方式なので簡単。

これは「AiPodsPro(第2世代)」の新機能ではないのですが、iOS16以降はAirPodsシリーズの設定画面はBluetoothデバイスのなかではなく、「設定」直下に移動しています。

イヤホン本体による操作は、従来どおり耳下に伸びる軸をつまむ形。長押しでノイキャン/外音取り込みを切替可能で、新たに軸の内側のタッチ部分を上下スワイプで音量操作の機能も追加されました。

本体と同じく一見同じだけど、実は機能追加があった付属の充電ケース。名前が新たに「MagSafe充電ケース」になり、MagSafe充電に対応。また「正確な場所を見つける」機能に対応したU1チップも搭載。充電ケースがスピーカー内蔵になり、ペアリング操作時などに音が出るようになっています。「探す」アプリから追跡という新機能も追加されました。

本来の機能であるバッテリー性能は、1回の充電で最大6時間再生。充電ケース併用で最大30時間です。

さて、やはり気になるのは、Appleが従来比2倍の強度になったというノイズキャンセルの性能です。

室内で使ってみると、エアコンなどのノイズはほぼ無音に。ただ屋外から聞こえる秋の虫の声は少し残りました。それと気になったのが、ノイキャンON時に感じる違和感がやや強めであること。初代AiPods Proが登場した時も同じだったのですが…。ちなみに、ノイズキャンセルの強度調整はありません。

電車の中でも、騒音低減効果が確実にアップしていることがわかります。走行時の重低音のような騒音だけでなく、ガタガタと響く中域の音にも「ノイキャンをかけて力づくで抑え込む」とでも形容したくなるような、全体的に騒音をボリュームダウンするような効果があります。ノイズキャンセル従来比2倍は、低域などの精度も向上してはいますが、中域の騒音をより消すことに注力したおかげもありそうです。

ただし、周囲の騒音が大きくなるほどノイズキャンセルが強く働き、違和感も大きくなるので要注意。ともあれ、騒音低減の強度としては初代AirPods Proよりも確実にアップしていますね。

そして外音取り込みの機能も自然さがアップしています。初代の時点でも最強と言ってもいいほど自然だったのですが、より自然でハッキリと聞こえるようになり、装着したままテレビも見られるほど。

では音質もチェックしていきます。

iPhoneに接続して宇多田ヒカル『あなた』を聴くと、相変わらずAppleらしいナチュラル系ですが音質は確実にアップ。音空間に包まれるようなサウンドで、女性ボーカルの歌声は伸びやかで、オーケストラの演奏のスケール感も優秀。メリハリの強くなった低音の再現は魅力的です。

BrunoMars『24K Magic』の男性ボーカルも空間に浮かぶ聴かせ方で、低音は重低音と呼ぶほど深くはなく、適度に膨らみを持った低音がたっぷりと空間を満たします。最高音質ではなく心地よく聴かせる、Apple流サウンドのアップデート版ですね。

ここまでの音質評価はノイズキャンセルON状態のもの。そこで外音取り込みに切り替えてみると、音の輪郭をよりシャープに立てるようになります。AndroidスマホのXperia1 Ⅳで試聴してみても音質はほぼ同じでした。

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