5万円以下で買える「チューナーレス4Kテレビ」を徹底比較レビュー!まずは基本スペックをチェック!
2023年03月13日 21時00分&GP
【5万円以下で買えるチューナーレス4Kテレビ①】
「地デジよりYouTubeやNetflix、PrimeVideoばかり見ている」という層から人気を集める「チューナーレステレビ」。テレビ放送用のチューナーを搭載していない仕様が「ネット動画視聴にはこれで十分」「NHK受信料を徴収される心配がない」とさまざまな人の支持を受けて大ヒットが続いています。
そんなチューナーレステレビを大特集。5万円以下で購入できる4Kかつネット動画対応の50/43V型のチューナーレステレビ4製品に、同価格帯でチューナー搭載の43V型4Kテレビを加えた5機種を一気に並べて、オーディオ・ビジュアルライターの折原一也さんが全5回で徹底比較していきます。
今回、検証にあたり揃えたのはこちら。
ドン・キホーテ「TSM-5001U4K」(店舗上限価格:3万8280円)
ゲオ「WIS AX-MSK50」(直販価格:3万8280円)
イオン「ORION AEUD-50D」(直販価格:4万3780円)
エディオン「TCL 43P63E」(直販価格:4万9800円)
ハイセンス「43A6H」(実勢価格:4万7300円前後 ※チューナー付き)
この5機種をさまざまな角度から検証していきます。
第1回 機種紹介・基本スペック編
第2回 ネット動画・レスポンス編
第3回 画質比較・ゲーム遅延編
第4回 音質比較・サウンド機能編
第5回 まとめ・総合評価編
第1回となる今回は、機種紹介と基本スペックです。
▲左下から反時計周りにドンキ、ゲオ(WIS)、イオン(ORION)、ハイセンス、エディオン(TCL)。左上は参考用のREGZAの65V型有機ELテレビ
■ 1. ドン・キホーテ「TSM-5001U4K」
チューナーレステレビのブーム火付け役がディスカウントストアのドン・キホーテのプライベートブランド・情熱価格です(以下、“ドンキ”と表記)。2022年8月に発売した“Android TV機能搭載 4Kチューナーレス スマートTV”は、4Kモデルを50/43V型の2サイズで展開していて、今回は50V型モデルの「TSM-5001U4K」(店舗上限価格:3万8280円)をレビューしていきます。
▲ドンキの50V型モデル「TSM-5001U4K」
Android TV 11搭載のチューナーレス仕様で、YouTube、Netflix、プライム・ビデオなどのネット動画、Google Playストアによるアプリ導入、Googleアシスタントによる音声入力に対応します。ネット接続は2.4/5GHzのWi-Fiと有線LAN接続。4K液晶パネル搭載で、公式には記載はありませんがVAパネル採用のようです(筆者調べ)。スピーカー出力の記載はありません。
▲背面端子。HDMIは3系統でARC対応。アナログ入力、光デジタル、ヘッドホンジャックも搭載
▲数字キー搭載でサイズ大きめの付属リモコン。チューナーレスではチャンネルボタンは必要度低め
■ 2. ゲオのWIS「AX-MSK50」
レンタルビデオやゲーム販売のチェーン店で有名なゲオ(GEO)も、今や自社ブランドを持ちデジタルガジェットの人気ブランドです。2022年7月にASTEXブランドで“チューナーレススマートテレビ”「AX-MSK50」を発売。4Kモデルを50/43V型の2サイズ展開で、今回は50V型モデルの「AX-MSK50」(同社直販価格:3万8280円)をレビューしていきます。
▲ゲオによる50V型モデル「AX-MSK50」
Android TV 11搭載のチューナーレステレビで、YouTube、Netflix、プライム・ビデオ対応。もちろんGooglePlayストアも利用できます。Googleアシスタントによる音声入力、Wi-Fiは2.4GHzのみで有線LANにも対応。4K液晶パネル搭載でVAパネルを採用しています。内蔵スピーカーは10Wx2で、Dolby Audioにも対応します。
▲背面端子。HDMIは3系統でARC対応。アナログ入力、光デジタル、ヘッドホンジャックも搭載
▲付属リモコン。数字キー搭載で早送り戻しが上下になっている特徴的なデザイン
■ 3. イオンのORION「AEUD-50D」
大手スーパーのイオンが2022年11月に発売したチューナーレステレビが“ORION チューナーレススマートテレビ”「AEUD-50D」です。名前の通りオリオン製の製品で、今回はオリオンから自社ブランド版「SAUD501」とイオン版「AEUD-50D」が全く同一と確認を取った上で「SAUD501」でチェックしていきます。昨年&GPで取材した機種ですね。4Kモデルを50/43V型の2サイズで展開していて、50V型モデルの「AEUD-50D」(イオン直販価格:4万3780円)をレビューします。
▲イオンの50V型モデル「AEUD-50D」
内容はオリオン版と全く同じでAndroid TV 11搭載。YouTube、Netflix、プライム・ビデオ、そしてGoogle Playストアに対応。Googleアシスタントによる音声入力にも対応します。Wi-Fiは2.4/5GHzと有線LAN。4K液晶はVAパネル(筆者調べ)で、Dolby Visionに対応し、内蔵スピーカーは10Wx2でDolby Audio対応です。
▲背面端子。HDMIは4系統と最多でARC/eARC対応。アナログ入力、光デジタル、ヘッドホンジャックも搭載
▲ボタンを絞り込んだリモコン。外部入力切り替えのダイレクトボタンがないところは注意
■ 4. エディオンのTCL「43P63E」
大手家電量販店のエディオンがTCLと共同開発したモデルが“Google TV搭載4Kチューナーレステレビ”。製品ラインナップは50/43V型の2サイズ展開で、今回は43V型「43P63E」(エディオン…