着火剤がなくても焚き火はできる!火打ち石で着火する方法

着火剤がなくても焚き火はできる!火打ち石で着火する方法

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<不自由を自由にする野営スタイル>
「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。

皆さんはキャンプで焚き火をする時、どのような方法で着火をしていますか?

最近は、便利な着火剤や着火しやすい炭が販売されていて、一瞬で焚き火やBBQの火が起こせますよね? でもそれらを使わず、技術や知識を使って着火してみるのも、いざ、という時に役立ちます。

そこで今日は、火打ち石での着火方法についてご紹介します!

■着火剤を使わず火を起こす方法

着火材を使わずに火を起こす方法の場合、ライターは要りません。火を付けるには、火打ち鎌と火打ち石を、火口を作るのにナイフと麻紐、火種にするチャークロスが必要です。

■用意するもの

1.ナイフ
ナイフでもカッターナイフでも、刃が付いているものであればなんでも構いません。麻紐をほぐすのに使います。

2.麻紐
麻紐は太くても、細くても構いません。30〜50cmあればいいでしょう。初心者の方は、失敗するかもしれませんので、1mくらい用意してもいいかもしれません。

3.火打ち鎌
一般的に「火打ち鎌」や「火打ち金」として販売されているものならばなんでも構いません。もし、火花の出方が悪かったら、石に打ち付ける部分をダイヤモンド砥石等、目の粗いやすりなどで削りましょう。

4.火打ち石
石が火打ち鎌を削って火花を出すので、硬い石がおすすめです。メノウ石がいいといわれてますが、水晶や黒曜石なども使われることが多いようです。

5.チャークロス
以前、私の記事でもチャークロスの作成方法をご紹介しましたので、興味のある方は参照してみてください。

チャークロス以外にも、ガマの穂は古来から良く使われている火口です。

■着火から火を育てる方法まで

それでは実際に着火する方法をご紹介していきます。

簡単ではありませんが注意点をよく確認し、練習してみてください。

1.麻紐をほぐして、火口(ほくち)を作る

自分の膝の上に、麻紐を二つ折りにして、先端2本が膝の方を向くように置きます。1本ずつほぐしていくと時間がかかるため、二つ折りの方が効率的です。

ナイフを麻紐2本の先端から、5〜10cm位のところに刃をふともも方向に押し当てる。この時、刃を強く押し当てると、足を切ってしまいますので、十分に注意してください。

ナイフを押し当てたら、ナイフは動かしません。麻紐を自分の方向へ引きます。そうすると、ナイフと麻紐がこすれて、ほぐれていきます。完成形は先ほどの上の道具紹介の写真のような形まで、ふわふわになったらです。

2.チャークロスを火打ち石にセットする

チャークロス(炭布)は、適当な大きさにちぎると、ちぎった部分から繊維が出てより着火しやすくなります。

チャークロスの作り方はこちら。

先ほどちぎったチャークロスのちぎった方を、火打ち鎌で打つ方に向けて、火打ち石の上にセットします。叩く石の先端から、約1mmくらい空けておくといいでしょう。先端ぎりぎりだと、叩いた時に、チャークロスがボロボロになります。

また、火打ち石の下にチャークロスをセットする人もいますが、正しくは上です。下ですと、これも叩いた時に火口がボロボロになるのが理由です。

3.火打ち鎌で火打ち石を打つ

打つ! というよりも擦る、というイメージの方がいいかもしれません。打ちすぎると逆に火花は飛ばず、ただ、石が崩れるだけです。

火打ち鎌で火打ち石を叩く際、手で触って鋭角な部分を叩きましょう。丸い所を叩いてもあまり火花は出ません。

イメージとして、火打ち石の上の火花をのっけよう!という意識が大事です。

4.チャークロスを麻紐のほぐしたもので包み込み、息を吹きかける

見えにくいですがチャークロスに赤い斑点が出ているのが分かりますか? 実際はこのように下に置く必要も余裕もありませんが、撮影のために置いてます。

赤い斑点は、火種がチャークロスに乗った、ということです。その赤い斑点を広げるように、息をゆっくり長く吹きかけます。

息を吹きかけながら、麻紐でくるみます。その時、赤い斑点は手前(息を吹きかける方)に置くようにしてください。

少しだけ、息を吹きかけるようの隙間を残して、ほぼ包み込んでしまってOKです。

写真では、画角の関係で顔よりも下に向かって吹いてますが、本来は、顔の斜め上に向かって吹きましょう。着火した時に、火は上に行きますので、鼻が燃えます。。

最後は一気にぼうっ! っと全体が燃え上がりますので、気を付けてください。

5.火を育てる

先ほど着火させた麻紐を実際に焚き火する場所に放り込んでください。後は、小枝などを投入し、火を育てるだけです。焚き火の仕方については、こちらを参照ください。

このように、枝をたくさんかぶせたら、後は、放っておくだけです。

よく、このタイミングで息を吹きかける人が居ますが、熱量を下げてしまうのでNGです。火が上がる方向に燃料(薪や小枝)があること、熱量が下がらないように、周り全体を小枝や、小割の薪で覆うこと。適度な空気流入口があること。この3つを気にしていれば、火の燃え上がりの方向に薪を足していくだけでOKです。

手順は簡単なんです。ただし、焦ってしまうことが多いので、消えたら、また着ければいい。くらいの気持ちでやりましょう。そして、練習あるのみです。ちなみに私も、結構練習しましたし、最近でもたまに失敗します。強風の時などは、非常に難しいです。

気を付けることは、石にとがっている箇所があるか? チャークロスや麻紐が湿っていないか? 擦るように叩けているか? 火花を上にのせる気持ちを忘れてないか?チャークロスを麻紐に包んだ時に、赤い斑点が息が当たる箇所にあるか?

このあたりをきっちり抑えておけば、成功率は上がるでしょう!!

>> 連載

(文・写真/RYU)

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