最新の“ガンダムキット”で作り比べに挑戦【ガンプラ3ミッションA】

最新の“ガンダムキット”で作り比べに挑戦【ガンプラ3ミッションA】

最新の“ガンダムキット”で作り比べに挑戦【ガンプラ3ミッションA】の画像

【特集】ガンプラ3ミッション
今年7月で発売から40周年を迎えるガンプラには幅広い楽しみ方がある。塗装や加工を加えたり、同じ“機体”を題材にした別シリーズのキットを作り比べたり、より精密なアイテムをじっくり製作したりと、実に多彩だ。そんなガンプラで挑戦してみたい3つの“ミッション”を紹介しよう。
*  *  *

MISSION1:表面処理や塗装に挑戦
MISSION2:ガンダムキット作り比べに挑戦
40周年目の今年は、“ナナハチ”で知られるRX-78タイプのガンダムを題材にしたキットが続々と登場している。「“ORIGIN版” は原作どおりの“戦うガンダム”らしさが特徴。一方のBEYOND GLOBAL版は新しい構造でアニメのような柔軟な動きを再現できるようになっています。従来のRX-78タイプのキットとは異なる製作体験を楽しんで欲しいですね」(川口さん)
MISSION3:「RG」「PG」シリーズに挑戦
 

 
BANDAI SPIRITS ホビー事業部川口克己さん
1980年代におけるガンプラブームでは伝説のモデラー集団「ストリームベース」で活躍。1985年にバンダイ入社以降、ガンプラの開発やプロモーションに携わる “業界のレジェンド”だ
 

 

 
▼製作ノウハウがテンコ盛り!
「THE GUNDAM BASE TOKYO」川口名人のすいプラ
川口名人によるガンプラのLIVEバラエティ。 毎週水曜19:00よりガンダムベース東京からLIVE配信。名人の製作テクニックはもちろん、ガンプラの最新情報なども取り上げられる。

 

 

■原作で印象的に描かれた武装形態が胸アツ!
安彦良和氏が描いた漫画原作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』。シャア専用ザクをはじめ、物語に登場する多くの機体は、HG 1/144シリーズで商品化済みだが、主役機のRX-78-02は同シリーズ初。満を持して “ロールアウト” された格好だ。

“ORIGIN版” は、ファーストガンダムといわれるアニメ版の「RX-78-2」とは異なる解釈で設定されている。そのひとつが、物語の過程でいくつかの形態変更が行われること。例えば、前期型はショルダー・キャノン砲を搭載し、中期型では新しいビーム・ライフルを装備する。こうした点はキットでも再現されており、物語を追従できるようになっているのだ。

なお、ディテールやプロポーションは、スペシャル映像の「GUNDAM RISING - GUNDAM THE ORIGIN Target U.C.0079」で描かれた「コロニーのサイド7で立ち上がるシーン」がベースになっている。本キットは同CG映像をもとに設計されていることから、各部の造形は非常に緻密。可動域の広さも含め、リアリティを追求したアイテムに仕上がっている点も見逃せない。

こうした “ORIGIN版” の特徴を、ファーストガンダムのキットと見比べながら実感してもらいたい。

BANDAI SPIRITS
「HG 1/144 RX-78-02?ガンダム(GUNDAMTHE ORIGIN版)」(2530円)

前期型と中期型のいずれかを選んで組み立てる。つま先部分が独立して可動するなど、従来のHGシリーズのRX-78タイプよりも構造が緻密だ。完成品の全高は約12.5cm
▼前期型
背中のランドセルに装備している、ショルダー・キャノンの存在感が抜群。キットでは同キャノンが可動式で再現されており、上下方向に角度を調整できる。肩アーマーの造形がシンプルな点や前腕部にガトリング砲を備えるところなどが、中期型とのディテールの違い。

▼中期型
原作では、地球降下後にジャブローで改修された機体のことを指す。前期型で印象的なショルダー・キャノンに代わり“ビーム・サーベル2本差し”に変更。その姿はファーストガンダムに近い。ビーム・ライフルは性能が向上した小型版という設定で、キットでも再現されている。

 
■全く新しい関節構造でポージングし放題!
1980年に誕生した最初のガンプラのひとつが、「1/144 ガンダム」だった。それから10年後には、多色成形やスナップフィットといった当時の最高技術を盛り込むHG 1/144シリーズのガンダムが登場。その後も、「1/144 ガンダム」はバージョンアップを続け、多くのキットがリリースされてきた。

宇宙世紀の機体としての設定にフィーチャーしたHGUC版、ガンダム立像がモチーフのVer.G30th版、新生というコンセプトで開発されたREVIVE版など、その進化はとどまるところを知らない。そして40周年の節目で誕生するのが、新作の「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム[BEYOND GLOBAL]」だ。

同キットでは「美しいポージング」と「可動性能とプロポーション」を両立。特にポージングは立ち姿や構えが、より自然に見えるようになっている。これを実現するため、従来のHGUCシリーズを凌ぐ可動部が設けられたというから驚きだ。

また、ファーストガンダムのデザインが再考証された点も新しい。発売は今年6月の予定で、BEYOND GLOBAL版として新しい解釈のガンダムの姿が、キットの制作を通じて実感できるのが楽しみだ。

BANDAI SPIRITS
「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム[BEYOND GLOBAL]」(2200円)

ビーム・ライフル、シールド、ビーム・サーベルという基本装備が付属。多色成形とホイルシールにより、塗装なしでも見栄えがいい。

 
■ガンダムを題材にした最新キットが続々リリース
▼KEN OKUYAMA DESIGNが設計。メカニックな構造による可動ギミックが斬新
BANDAI SPIRITS
「HG 1/144 ガンダムG40(Industrial Design Ver.)」

工業デザインを踏まえ、四肢の可動範囲や関節構造などが設計された。ビームライフルをはじめとする武装パーツやスペシャルブックレットが付属。

ガンダム作品とガンプラの40周年を記念して開発されたのが “G40版” だ。ピニンファリーナなどのカーデザイナーとしても有名な、奥山清行氏率いるKEN OKUYAMA DESIGNが開発に参加。18mの機体を工業製品として捉えたアプローチが行われた。頭部のメインカメラを含めて、今までとは一線を画す新たなガンダムの姿がここにある!
▼まさかのガンダリウム合金製!アニメの設定に着想を得た金属の質感がそそる
BANDAI SPIRITS
「ガンダリウム合金モデル1/144スケール?RX-78-2 ガンダム」

チタニウム、アルミニウム、イットリアといった素材を混ぜ合わせた合金を使用。金属の精製はエプソンアトミックス社の協力を得て行われるなど本格的だ。7月受注開始予定。

ガンダリウム合金とは、ガンダム作品において月面で精製される架空の金属のこと。ガンダムにも使われているという設定で、それをイメージした合金製のキットが、ガンダリウム合金モデルだ。外装から武器パーツに至るまで、金属製のパーツを多用。作品の世界でのみ語られてきた素材の質感を、ガンプラの制作を通じて楽しめるのが新しい。
?創通・サンライズ
 

>> 【特集】ガンプラ3ミッション
※2020年5月6日発売「GoodsPress」6.7月合併号掲載記事をもとに構成しています?

[関連記事]
歴代作品に深く浸れる最新ガンプラ&フィギュア23選【ガンダムMSデザイン40年史】?

歴代作品とともにふり返るMSデザインの変遷【ガンダムMSデザイン40年史】?

ガンプラ名人のカンタン塗装テク@簡単汚し&ダメージ表現編【グッとくるタイムラプス動画】

取材・文/桑木貴章

関連記事(外部サイト)