全プロダクト総決算!&GPで見つけた「2020ヘンなものGRAND PRIX」

全プロダクト総決算!&GPで見つけた「2020ヘンなものGRAND PRIX」

全プロダクト総決算!&GPで見つけた「2020ヘンなものGRAND PRIX」の画像

「激動」というワードは、1年の振り返りを上手いことまとめてくれる魔法の言葉…なんですが、2020年に関しては「激動」の度があまりにも過ぎたせいで、「いい加減にしてくれよ…はぁ(クソでかい溜息)」な1年になってしまいました。そんな状況下でも「&GP」では変わることなく、あらゆるジャンルからさまざまなアイテムを紹介。多くの方に閲覧していただくという、望外の喜びを享受いたしました。この場を借りまして、深く深く御礼申し上げます。

…と、堅苦しい挨拶はここまで。その名がどんどん知られてくるようになっても、初心を忘れないのが「&GP」のいいところ。今年も恒例のアイテム振り返り企画「ヘンなものGRAND PRIX」を開催しまーす。軽っ。

改めて企画の内容を説明しますと、&GP編集部スタッフ及びライターに2020年の1年間で印象に残ったアイテムをピックアップしてもらい、部門別でTOP3を決定&改めて紹介していきましょう、というもの。某お笑いコンビの漫才ネタよろしく、全て受け入れ・ディスり一切なしの優しい世界となっておりますので、暖かい眼差しでご覧いただけますと幸いです。

前置きが長くなりました。では『2020ヘンなものGRAND PRIX』、開幕です!

■カプセルトイ勢が大躍進!? 「ホビー部門」
まずは「ホビー部門」から。2020年はラジコンやドローン、プラモデルにフィギュアなどの定番アイテムを抑え、トイカプセル系のアイテムがランキング上位を占める結果となりました。”好みや嗜好は人の数だけある”とはよくいったものですが、ランク入りしたアイテムは明らかに”作る方の好み”が色濃く反映されている感がありますよね、いい意味で。

第3位:タカラトミー「ニシベケミカルベンサン(便所サンダル)コレクション」

選考理由:「リアルな造形と妙な親近感が魅力。むしろ意地になってフルコンプしたくなる」(編集部員E)

”KING OF 便所サンダル”と称されるニシベケミカル製のサンダル「V.I.C No.510」を、約53mmの縮小サイズで再現したカプセルトイ。もちろんニシベケミカル公認で、造形から飾り穴のデザインまで細かく再現しています。ラインナップも色違いで全5種類、さらにシークレット2種類も用意されているなど、カプセルトイの王道ルートにしっかりと沿った仕様となっています。

ガシャ機を回しての入手となるため、フルコンプリートを狙う際は必然的にダブる可能性がありますが、そんなときに心置きなく友人や同僚に押し付け…じゃなくて進呈できるのが、このアイテムの隠れたストロングポイントといえるのではないでしょうか。

「超ミニベンサン(便所サンダル)が謎の愛おしさ! コンプ…はいいかな(笑)」

 

第2位:TAMA-KYU「奇跡の弾丸」

選考理由:「使う人のセンスが問われるなかなかの意欲作」(ライターT)

貫通せずにひしゃげた銃弾をデザインしたカプセルトイで、ダイキャスト製という本格派(?)。付属のシールで好きな場所に貼り付けることができるという、ユニークとしかいいようがないアイテムです。バリエーションは銃弾の種類が異なる5種類に、「バレットホール(銃弾が貫通した穴)」が加わった全6種類と豊富に用意されています。

貼り付けた名刺入れやスマホを取り出して「ふぅ…。どうやら地獄に落ちるのはまだ早いってことのようだな」と役者気分でつぶやいてみたり、バレットホールを7個集めて”胸に7つの傷を持つ男”を再現してみるのがオススメ。

あ、玄関に貼り付けるというのはアピール力が強すぎるため、やめておいた方がいいと思います。

「謎アイテム「奇跡の弾丸」がドッキリに使えそう(笑)」

 

第1位:プレミアムバンダイ「アクリルロゴディスプレイEX ウルトラマン」

選考理由:「ウルトラマンのフィギュアがなくても、ナゼかずっと見ていられる」(ライターK)

「ホビー部門」で栄えある第1位に輝いたのは、『ウルトラマン』のロゴをそのままディスプレイスタンドにした「アクリルロゴディスプレイEX ウルトラマン」です。約10mmの厚みと美しい表面加工で、ウルトラマンのフィギュアがなくても抜群の存在感を示します。ぶっちゃけ、“立体感のあるロゴ”というだけなんですが、実は非常に人気が高いアイテム。現在は何と3次受注が行われている最中で、「ウルトラマン」だけでなく「ウルトラセブン」や「帰ってきたウルトラマン」、ウルトラ警備隊や科特隊のロゴもラインナップされています。これが商品になると踏んだプレミアムバンダイの慧眼には、素直に頭が下がります。

「よく見ると実は秀逸なウルトラマンのロゴ、せっかくなら飾ってみない? 」

■使用目的だけに全集中! 「超ニッチ部門」
続いては他に転用が利かない、ただただ使用目的を達するためだけに生まれた”ニッチ”なアイテムのトップ3を発表。こちらから特段の指示がないのにも関わらず、サングラスや電動工具、マルチツールや腕時計といった”普通のアイテム”をピックアップしてこないあたり、さすがは&GP編集部員&ライターといったところでしょうか。

 

第3位:Anwenk「ナッツクラッカー」

選考理由:「本当にクルミやナッツを割るためだけにしか使えないアイテム」(編集部員M)

もしも自分がナッツクラッカーだとしたら「そりゃ”ナッツクラッカー”なんだから、クルミやナッツなどの殻を割るためのアイテムで何が悪い!」と半ギレすること間違いなしの選考コメはさておき、ハンマー等で砕くよりも殻をキレイに割りたい方には確かに持ってこいのアイテム。

ネジを締めるだけのシンプルな構造と174gの重量感は、手のひらサイズのギア好きには意外と受けがいいのかも? 何より、&GP掲載時の「鬼グルミを割る!ただそれだけだ!」という勢いだけのタイトルに引っ張られたがゆえの投票で第3位…という疑問も、正直なところぬぐい切れておりません。

「鬼グルミを割る!ただそれだけだ!」

 

第2位:KONCENT「EAトCO Toku」

選考理由:「TKG好きの必需品。自分で買うよりは誰かからもらいたい」(ライターF)

多くの国が日本食を好意的に受け入れる中、未だにCRAZYと呼ばれてしまうことが多い「たまごかけごはん」。お箸でかつかつかつかつ…とかき混ぜれば済むものを、敢えて新潟県燕三条の金属加工技術を駆使した”卵かき交ぜ専用カトラリー”を作る&これが商品として成り立つというのが日本のいいところであり、また海外からhentaiとも称される所以なのでしょう。

白い筋状のカラザを簡単に絡め取ってしまうギザ刃や、独特の形状が生み出す”溶いた卵の段違いのなめらかさ”といった説明を目にすると、やっぱり欲しくなってしまいますよね。

「おいしいTKGを食べたいなら卵はしっかりほぐしましょう!」

 

 

第1位:doode「みどりのお棺」

選考理由:コメントなし

「ニッチ部門」の第1位は、次項の「へんなもの部門」にも票が入っていた「みどりのお棺」が獲得。福岡県大川市の純国産い草を用いて作られる”い草の棺桶”は、優れた消臭・殺菌作用に加え、不純物を含んでいないため焼却する際に有毒物質が発生しないという特徴を備えています。さらにオーダーメイドい草の織り方や装飾のアレンジも可能と、まさに至れり尽くせりの仕様。

ちなみに記事では紹介できませんでしたが、お値段は一基50万円(税別)也。「&GP」で紹介したアイテムの中では群を抜いて異質なものだけあってか、票を入れた人からのコメントが得られなかったのが印象的でした。

 

「い草の香りに包まれる緑の棺で終活を考えてみませんか?」

■クオリティの高さがより”へんてこさ”を際立たせる!? 「へんなもの部門」
最後はホビーでも、また超ニッチに留めるにはちょっと惜しい、文字通りの「へんなもの部門」ランキング。クオリティが無駄に高く、真面目に考えて考えて考え抜いた末に誕生したのが「なんだこれ…」という、こういっちゃ何ですが残念感に満ち溢れたアイテムが見事にランク入りを果たしました。Don't think,feel! ←来年も使おうこれ。

 

第3位:上海問屋「72キー搭載メカニカルスイッチテスター」

選考理由:「キーボードの打感を確認するためだけという点に驚くばかり」(編集部員N)

メーカーによって異なるメカニカルキーボードの打鍵感を72種類分も確認することができるという、パソコンとセットになっている有線接続のキーボードを長らく愛している人にはまるでピンと来ない一方、メカニカルキーボードを愛用されている方にとっては夢のようなアイテムです。

これが「へんなもの部門」でランク入りしたということは、「&GP」の面々はキーボードはメンブレンタイプでそれほどこだわりを持ってないと受け止められてもおかしくないわけで、あれもしかしてとんだ藪蛇…いやいや、テキストが打てれば打感も打鍵も関係ないですよ! と2回目の半ギレに至りそうなので、この項はここまでにしておくことにします。

「目指せキーボードソムリエ!? PC用キーボードの深遠なる世界を味わえる変態的ガジェット誕生」

 

第2位:ノルウェー水産物審議会「バランス皿」

選考理由:「スマホをカバン等にしまって普通のお皿で食べるという選択肢はナシ?」(編集部員E)

スマホを見ながら食事をする光景に憂いを感じた(と思われる)、ノルウェーの通商産業水産省が所管する「ノルウェー水産物審議会」が、家具職人とともに開発したという「バランス皿」。スマホを皿の裏側にある溝状の差込口にはめることでお皿を水平に置くことができるようになり、同時にスマホを見ながらの「ながら食事」も防ぐことができます。

お皿を支える板状の脚は取り外しができ、またスマホを差し込む溝はさまざまな機種に対応するなど、その仕様はなかなか画期的…と、かなり回りくどく説明したのは、編集部員Eのコメントに全てが集約されているからに他なりません。誰も気が付かなかったのか、それとも「ノルウェー水産物審議会」の会議がそんなことを言い出せる雰囲気ではなかったということなのか…。あれ、何か触れちゃいけないものに触れた気が。

「(物理的に)スマホを手放さないとうまく食事ができないんです」

 

第1位:FLEXISPOT「デスクバイクV9」

選考理由:「デスクワークとペダル漕ぎは両立しないと思います」(ライターS)

「へんなもの部門」堂々の第1位は、2020年を象徴するキーワードのひとつ「テレワーク/在宅ワーク」をより充実したものへと導く「デスクバイクV9」が獲得しました。エアロバイクとスタンディングデスクが一体化した衝撃のフォルムで、座面とデスクの高さは調節が可能、エアロバイクはレベルに応じて選べる8段階の負荷設定を搭載&漕ぎ音が気にならない静音設計、移動が楽に行えるキャスター付きと、各々がしっかりとした仕様を備えています。

恐らくは多くというか大半の人が「別々にやった方が効率よくね?」と考える中、デスクワークとトレーニングを並行して行えるというスタイルを前面に押し出した無謀…じゃなくてチャレンジ精神は、第1位を獲得するに十分相応しいものといえるでしょう。

「テレワークするならバイクにもなる健康デスクがいいかも」

■2021年も「ヘンなもの」登場に期待しましょう!
令和2年に「&GP」で紹介したアイテムは総数2600点以上。その中から選ばれただけあって、どれも神々しい輝きを放つものばかりです。なお、各アイテムにつきましては元記事へのリンクを付帯しておりますので、そちらで存分にご確認くださいませ。

色々ありすぎた2020年が終わり、すぐに2021年がスタートします。”激動”のない平穏な1年になること、そして『2021ヘンなものGRAND PRIX』を開催できるだけの”攻めたアイテム”が数多く登場することを祈りつつ、今回はこれにてお開きとさせていただきます。皆様、よいお年を!

(文/河西まさあき)

関連記事(外部サイト)