衝撃! キャッシュレス大国の中国で「偽札両替商」に遭遇、トンでもないことに…! 大金を盗み取られる危険も

衝撃! キャッシュレス大国の中国で「偽札両替商」に遭遇、トンでもないことに…! 大金を盗み取られる危険も

衝撃! キャッシュレス大国の中国で「偽札両替商」に遭遇、トンでもないことに…! 大金を盗み取られる危険もの画像

 パクリ天国・中国。著作権違反の『パクリ遊園地』の存在や氾濫するコピー商品などで、すっかり国のイメージを落としてしまった中国だが、どうやらパクリものは、他にも色々あるらしい。

【その他の画像はコチラ→https://tocana.jp/2018/12/post_19182_entry.html】

 今から10年くらい前のことになる。『パクリ遊園地』の総本山として、その名を世界に轟かせたのは、中国・北京市の石景山遊楽園(遊園地)だった。キャラクターの中に、ミッキーマウスやドナルドダック、ドラえもんなど、園内には、世界的に有名なキャラクターたちがいたのだ。(パクリ遊園地についての記事はコチラ)その後、世界各国のマスコミによる批判を受けて、大部分の偽キャラクターは、その姿を消したが、それ以上に気をつけなければいけないものがある。それは、現在はキャッシュレシュ大国となっている中国元の偽札だ。

 中国では、中國銀行などの窓口で日本円やドルなどから中国元に両替をすることができる。このような大手銀行では、紙幣の管理がしっかりなされていることから、偽札を渡されることはない。しかし、旧正月などの大型連休があるときなどは、窓口が大変混みあう。1時間以上待たされることもザラだ。そんなことから、街中には、個人商店の両替サービスがある。また、個人で両替を行っている人もいる。

 個人商店や個人両替の場合のメリットは、待たされる時間がないことだろう。おまけに銀行よりもレートがいい。そのようなことから、外国人観光客は、このようなところで両替することも多い。以前、宿泊した広東省珠海のホテルでは、近くにあるタバコ屋を紹介してくれた。そのときは、ちょうど香港から珠海という街に入ったばかりだったので、中国元の手持ちが少なかった。また、日曜の午後だったので銀行も閉まっていた。一緒に行動していた友人が、やむなくその店を利用することになったが、そこで事件が起こった。
両替を済ませた後に、ちょっとしたレストランに行くためにタクシーを利用すると、何やら運転手がガサガサとやっているのだ。

「お客さん。これダメダメ。使えない。偽物。偽物よ。良くできているけど、ちゃんとした偽物。偽札。この100元札ダメね。他の紙幣はないの? そっちで払って〜」

 タクシーの運転手は、手渡した100元札に印刷されている部分を何カ所か見ていた。そして、いくつかのポイントを指摘した。他の100元札などを見てもらうことになった。

「あ〜、これも偽物。使えない。それからこれもダメダメ。偽物よ。どこで両替したの? 3枚ダメ。あと20元札も1枚ダメ。中国は、偽札多いの。その辺で両替しちゃダメ」

 この運転手は、持っていたお金のチェックを始めると、わずかな時間で100元札と20元札が偽札であることを見破った。この日、友人が両替したのは1万円だった。630元になったが、相当な損失が出ていたことが分かった。

 以前、広東省河源市の公安機関は、河源市源城区にあった偽人民元札生産のための大型拠点を捜索し、容疑者8名を逮捕している。そして、1億550万元分の未完成の偽札や偽札印刷機械一式、偽札印刷用フィルム2セット、乗用車1台などを現場から押収した。中国元は、円やドル紙幣に比べて簡単に作ることができるとされている。そのため、偽札を作る人たちが多く暗躍している。
 今回、偽札を渡されたタバコ屋は、日本人も良く泊まる歩歩高大酒店の近くにある。店にいたのは、30代くらいのオバサンで、彼女は、机の引き出しの中にある偽札の束の中から偽札を取り出して混ぜていたものと考えられる。良く考えてみると、手の動きが怪しかった。友人は、その場でちゃんとチェックしたが見破ることはできなかった。

中国では、個人商店や個人両替で両替をすることは違法となっている。しかし、数多くの闇両替があるのが実情だ。1万円に対しては、5元(約80円)くらいレートが良い。珠海は、日本人のビジネスマンも多いので、個人商店で両替している人も多いと聞く。

 観光旅行などで中国に行くことがあったら、個人商店や個人両替で両替をすることは避けた方がいいだろう。わずかな差を求めて大損をすることになる。もしも、全額偽札を渡されていたら取り返しのつかないことになる。大変キケンなことなのだ。これがキャッシュレス社会の中国の実態だ。
(写真・文:小倉門司太郎)