【第三次世界大戦】アメリカは戦争でロシアor中国に敗北すると判明! 米シンクタンクがシミュレーション結果発表、詳細は…!?

【第三次世界大戦】アメリカは戦争でロシアor中国に敗北すると判明! 米シンクタンクがシミュレーション結果発表、詳細は…!?

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 第三次世界大戦が勃発した場合、米国はロシアと中国に負ける――。米国のシンクタンクのシミュレーション結果に波紋が広がっている。

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 3月7日付で軍事ニュースサイト「Breaking Defense」に掲載された記事によると、この衝撃的なシミュレーション結果を発表したのは米シンクタンク「ランド研究所」である。シミュレーションでは陸、海、空、宇宙空間、サイバースペースを舞台に、米国と他の軍事大国との間で起こる戦争について様々なシナリオが検討された。だが、そのほとんどのシナリオで、米国とその同盟国は敵である中国やロシアに敗北を喫するというのである。

 米軍には年間で7千億ドル(約78兆円)以上という他国を圧倒する多額の予算をつぎ込まれており、原子力空母から超音速のステルス戦闘機まで最新鋭の装備を有しているのは誰もが知る通りだ。それなのになぜ、米軍は中国やロシアに負けるのか?

 元米国国防副長官で軍事と戦略のスペシャリストであるロバート・ワーク氏は、中距離の精密誘導ミサイルの危険性を挙げる。米軍のF-35戦闘機は空においては最強かもしれないが、どんな飛行機も離着陸する基地や空母が必要となる。中国やロシアは基地や艦隊をピンポイントでミサイル攻撃する能力をすでに持っており、戦闘機は空に飛べず地上で破壊されてしまうと懸念している。

 また、無人偵察機なども新たな脅威の一つだ。陸軍においても、補給基地や移動中の歩兵や戦車はミサイルやドローンで攻撃される可能性は高いが、近年陸軍では防空装備を削減しており、対策が不足しているという。

 そしてこれからの戦争はサイバースペースでも繰り広げられる。ランド研究所の上級研究員デイビット・オックマネック氏は電子戦における中国の脅威を指摘する。中国が「システム破壊戦」を仕掛けてきた場合、通信衛星や無線ネットワーク、指揮統制システムは大規模なハッキングと妨害行為にさらされ、米国の戦闘ネットワークをあらゆるレベルで容赦なく攻撃してくると考えられるという。

 実に驚くべきシミュレーション結果であるが、この恐るべき可能性をすでに米国は把握している。昨年11月に公表された米国防戦略委員会の報告書でも、「米国がバルト海諸国での非常事態によりロシアと戦闘になった場合、または台湾をめぐって中国と戦闘になった場合、米国は決定的な軍事的敗北を喫する可能性がある」とし、ロシア・中国に対して米国が持っていた高度な兵器や運用能力といった軍事的優位性はすでに失われたと指摘している。

 なお、ランド研究所は米軍の優位を取り戻すためには「空軍だけで80億ドル(約9千億円)」がかかるといい、単純計算ではあるが、米軍全体では240億ドル(約2兆7千億円)の予算が必要だという。その予算でまず行うべきは大量のミサイルを配備して防空能力を高めること、加えて通信ネットワークを含む指揮系統システムの強化とのことだ。

 技術の進歩により戦争の形も変わる。その変化に敏感にキャッチアップできているのが中国やロシアで、米国ですら一歩遅れているということなのかもしれない。地理的に中国にもロシアにも近く、同盟国として米国と命運を共にするしかない日本としては実にぞっとする話である。

※イメージ画像は、「Getty Images」より