犬の性格はガチで“飼い主に似てくる”ことが判明! 荒れた保護犬も愛情で変化… 定説覆る(最新研究)

犬の性格はガチで“飼い主に似てくる”ことが判明! 荒れた保護犬も愛情で変化… 定説覆る(最新研究)

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 三つ子の魂百まで――。これは人間にのみ当てはまるのだろうか。年老いた犬に対して新たにしつけやトレーニングを施すのは難しいとはよく聞く話だが、性格に関しては実は生涯を通じて変化や進化を続けるのだという。

■犬は飼い主の性格にかなり影響を受けている

 犬の個性は、その犬種ごとの生命存続の安定性を維持するために変化しないと考えられてきた。加えて犬には人間のような生活環境の変化があまりないため、性格も生涯を通じてそう変わらないだろうというのがこれまでの通説であった。しかし最新の研究では、どんな犬でも性格は時間の経過と共に変わり続け、そして飼い主に性格が似てくることがわかってきている。

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 米ミシガン州立大学の心理学者であるウィリアム・ショピク教授率いる研究チームは、性別や年齢も種類もさまざまな1500匹以上の犬とその飼い主を対象に調査を実施。飼い主に対して本人と飼い犬の性格についてアンケートを行った結果、両者には類似する点や相関関係があることが判明したという。

 まず、年齢は性格の変化に強く関係しており、犬にとってトレーニングに最も適していると同時に、人やほかの動物への攻撃性がピークになる年齢は6歳前後であるという。

 年老いていると反応が鈍くなってしまうのだが、逆に若すぎても元気があり余って興奮しすぎてしまうのでトレーニングには向かないらしい。

 そして興味深いことに、飼い主が社交的な性格だと飼っている犬も元気で活発である傾向が見られる一方、内向的な飼い主の場合は犬も怖がりでトレーニングの反応も鈍くなる傾向が見られたという。また飼い主が穏やかな性格であると、犬の方も攻撃性が低いという結果になった。

 もちろん持って生まれた性格や遺伝もあるだろうが「子は親の鏡」よろしく、人間の子どもと同じように犬も飼い主の性格にかなり影響を受けているといえそうだ。

■愛犬の振る舞いで我が身を知る!?

 教授らは研究の次のステップとして犬たちが飼われている環境と彼らの行動についての関連を調べることを予定している。

 例えば捨てられていたり虐待を受けてシェルターに保護された犬が、その後引き取られた際には、持って生まれた性格やそれまでの飼い主との生活のあり方により性格が荒れていたりする可能性があり、新しい環境に適応するには時間がかかるかもしれない。

 だが愛情を注いで扱い、散歩に行ったり遊んだりと触れ合いを重ね続けることで、やがて落ち着きを取り戻すはずであると研究チームは指摘する。犬の性格は変われること、飼い主が犬の性格に大きな影響を与えることを再度強調しているのだ。

 愛犬がいる人は彼らがどのような性格をしているか分析してみると、自分自身を振り返る良い機会になるかもしれない。もしかしたらハッと我が身に気づかされることがあるかも!?
(Maria Rosa.S)