「やはり牛乳は健康に超良い飲み物」医師が最新研究を発表! 「太る」も嘘で脳にも良い… 証拠が次々発表される!

「やはり牛乳は健康に超良い飲み物」医師が最新研究を発表! 「太る」も嘘で脳にも良い… 証拠が次々発表される!

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 一部で肥満と成人病の“犯人”と目されてきた牛乳に汚名挽回のチャンス到来か!? 体重増加を懸念してスキムミルクなどを飲むよりも、たとえ少量でも牛乳を飲んだほうが健康に良いことを著名な医師が主張している。

■世界で進む“牛乳離れ”

 冷蔵庫内のストックの定番ともいえる牛乳の消費量は1990年代をピークに減少が続いている。これは日本だけではなく世界的な傾向で、イギリスでも牛乳の消費量は30年前の3分2に落ち込んでいるということだ。

 1970年代から徐々に高まってきた健康志向の中で、牛乳をはじめとする乳製品に含まれる飽和脂肪酸の健康リスクが指摘されはじめるとともに、メニューの低脂肪化、低カロリー化のトレンドが加速。それまで欧米的食生活の中では欠かすことのできなかった牛乳を見直す視点が生まれてきた。

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 その流れの中で、牛乳に代わるオルタナティブとして脂肪分を取り除いたスキムミルクをはじめ、豆乳、アーモンドミルク、ココナッツミルクなどが選ばれる傾向に拍車がかかっている。

 一方で、体質的に牛乳があまり合わないと訴える人々もいる。それもそのはず、世界人口の60%は牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素である「ラクターゼ」を欠いた乳糖不耐症であるといわれているのだ。

 これほど多くの人々が乳糖不耐症であるとすれば、“牛乳離れ”が進むのはある意味で当然ということになるのかもしれないが、たとえ乳糖不耐症の人でも(牛乳アレルギーでもない限りは)まったく牛乳を受けつけないわけではなく、適量であれは牛乳の豊富な栄養素の恩恵にあずかることができる。つまり、スキムミルクを飲むくらいなら、その半分の量の牛乳を飲んだほうが栄養が得られるというのが今回の主張だ。

 ロンドンの医師であり、数々の著作を持つマイケル・モズリー医師が先日、英紙「Daily Mail」に寄稿した記事では、モズリー医師自身が再び普通の牛乳を飲みはじめて“正解”であったことを報告している。

■牛乳に含まれる優れた栄養素

 では、牛乳のどこが優れているのか? モズリー医師が最初に指摘するのは、その豊富な栄養である。特に高タンパクで造血作用のあるビタミンB12が効果的に摂取できる点が注目される。

 そしてもちろん、骨を強くするカルシウムもたっぷり含まれており、新陳代謝を促す甲状腺ホルモンの主原料であるヨウ素(iodine)が豊富である点も見逃せない。ちなみに、ヨウ素は乳幼児期においては脳の発達にきわめて重要な役割を果たしているという。

 このヨウ素は、アーモンドミルクやココナッツミルクなどの植物由来の“ミルク”からはほんの僅かしか摂取できない。日本人はワカメなどの海藻類や貝類から日常的にヨウ素を摂っているが、極端な欧米スタイルの食事では、牛乳を飲まないとヨウ素が不足しがちになるということだ。

 とりわけイギリス人女性にヨウ素不足は深刻で、2011年の研究ではイギリス人の十代女子の70%がヨウ素レベルが最低基準値以下だった。ヨウ素が不足すると新陳代謝が低下し、脂肪を燃やす働きが弱まるため、皮肉にも脂肪が蓄積して肥満に繋がるというから厄介である。栄養不足による肥満を招きやすくなるということだ。

 また、妊娠時期にヨウ素が不足していると、生まれてくる子どもの知能の発達にネガティブな影響を及ぼすという気になる研究も報告されている。

■牛乳を飲む者のほうが痩せている

 それでも一部で牛乳が嫌われているのは、コレステロールを増やす原因となる「飽和脂肪酸」が多く含まれているからだ。飽和脂肪酸は“悪玉コレステロール”と呼ばれるLDLコレステロールの血液中の値を高め、血管と心臓の健康に悪影響を与えるとされている。

 この飽和脂肪酸の存在によって、多くの人々が牛乳から離れ、その代わりに低脂肪牛乳、スキムミルク、ローファットミルクなどを選択しているのだが、モズリー医師によれば、話はそう単純なものではないという。確かに牛乳の摂取によって“悪玉コレステロール”は増えるのだが、一方で“善玉コレステロール”であるHDLコレステロールの値も高まるのである。

 血管と心臓の健康のためには、この“悪玉”と“善玉”のバランスが必要で、牛乳はこのバランスに優れているということだ。つまり、牛乳だけで血管と心臓の健康を悪化させることはないのである。そして、低脂肪乳などはこの“善玉”のほうも大幅に取り除かれているのだ。

 加えて、牛乳には“健康に良い脂肪”とされるオメガ3脂肪酸も豊富に含まれているのだが、低脂肪乳は、このせっかくのオメガ3脂肪酸まで取り除いてしまっている。

 最近のスウェーデンの研究では1600人の健康な中年男性を調査し、普段からバターと牛乳を摂取している者は、低脂肪乳を飲んでいる者よりも肥満リスクが半分に低下しているという皮肉な調査結果が報告されている。

 また、1万8438人のアメリカ人女性を11年にわたって追跡調査した研究では、牛乳を最も多く飲むグループが経年による体重増加が最も低かったことも示されている。どうやら動脈硬化や心臓病、肥満の“犯人”は決して牛乳ではなく、食生活や生活習慣における“別の部分”にあると言えそうだ。

※ 画像は「Wikipedia」より引用