「意識は死後も続く…」死後の世界と臨死体験の世界的権威・グレイソン博士の”45年間の研究”本が出版予定! 胸アツ!!

「意識は死後も続く…」死後の世界と臨死体験の世界的権威・グレイソン博士の”45年間の研究”本が出版予定! 胸アツ!!

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 死の淵から生還した者だけが語る臨死体験(NDE)――。オーソドックスなサイエンスの研究対象とはされてこなかった臨死体験だが、それでも一部の研究者は、この興味深い現象の謎に忍耐強く取り組んでいる。臨死体験についての研究を40年以上にもわたって続けているのがブルース・グレイソン博士である。

■「臨死体験は科学的研究が有効な分野になった」

 きわめて興味深い臨死体験談だが、決して少なくない研究者たちの間で臨死体験は境界科学(fringe sciences)と目され、ややもすれば疑似科学的なイメージも持たれている。

 それでもこの分野に魅せられて根気強く研究を続けている科学者もいる。トカナで幾度も紹介している米ニューヨークの心肺蘇生の専門家であるサム・パーニア博士もその1人だが、さらに長い期間にわたって臨死体験の研究に情熱を注いでいるのが米バージニア大学の教授であるブルース・グレイソン博士である。

 グレイソン博士は臨死体験研究の分野では間違いなく権威の1人であり、すでに40年もの間、臨死体験について科学者の立場から精力的に研究に取り組んでいる。グレイソン博士は国際的な臨死体験研究組織「International Association for Near-Death Studies、IANDS」の前会長であり、臨死体験専門誌「Journal of Near-Death Studies」の編集者を25年以上も続けている。

 グレイソン博士はまた人間の意識に迫った著作『Irreducible Mind』(2007年)の共著者であり、臨死体験研究を編纂した著作『The Handbook of Near-Death Experiences』(2009年)の共同編集者でもある。さらにメディアに数々の臨死体験研究にまつわる記事を寄稿し、これまでに多数のインタビューにも応じている。

 オルタナティブメディア「Daily Grail」の運営者で編集者のグレッグ氏はかつて自著『Stop Worrying! There Probably is an Afterlife』の執筆過程でグレイソン博士にインタビューを行っている。話を聞く中でグレッグ氏は、グレイソン博士の研究にかける情熱を感じたというが、同時に科学者としての懐疑的な態度も持ち合わせていることを感じたという。グレッグ氏は博士にどうして臨死体験というマイナーな分野を研究し始めたのかを問うと、次のように答えた。

「臨死体験はごく一般的な出来事であり(死に近づく人の10〜20%が報告している)、それが体験者の態度、信念、価値観、および行動に重大で長期的な影響を与えることを理解した私にとって、科学的研究が有効な分野になりました」(グレイソン博士)

 そしてもちろん一番に気になるのは、グレイソン博士が臨死体験の現象と死後の世界の存在を信じているのかという点だろう。

「私たちはさまざまな仮説を補強したり逆に損ねたりする多くのデータを持っていますが、臨死体験者に影響するすべての要因を理解することからはまだ程遠いといわざるを得ません」(グレイソン博士)

 これまで長きにわたって研究を続けてきたグレイソン博士にとっても、科学的な臨死体験研究は、まだそのほんの入り口に立っているに過ぎないことを正直に認めているのである。

■45年の臨死体験研究をまとめた新著の執筆に着手

 そしてグレイソン博士は先ごろ、新たな著作を手がけることで出版社と合意を交わしている。臨死体験という魅力的なトピックについてのグレイソン博士の深い知識、そして臨死体験の数々の“現場での”調査、加えてそれらを研究するため科学的根拠のある優れたアプローチなどを総合的に考慮すると、博士が新たな著作の出版契約にサインをしたことは、グレッグ氏をとても興奮させる知らせだったという。

 新たな著書の内容は、45年に及ぶ研究と1000人以上ものインタビューから、懐疑的なスタンスを取る科学者による人生、死、そして死後を理解しようとする旅が綴られ、意識は単に脳によってもたらされているものではなく、死後も続くかもしれないことを示唆する根拠を明らかにするという。ただ少し残念なのは、この新著の出版は最短でも2021年初旬になるという点だ。

「ほとんどの人は、生と死の意味、そして私たちが死んだ後に何が起こり得るのかについての疑問に悩まされます。今、科学はこれらの問いかけと私たちの人生の意味をはじめて明確にしています」(グレイソン博士)

 このグレイソン博士の新著の出版を担当するスザンナ・ウェイドソン氏は次のように述べている。

「グレイソン博士の仕事はユニークで、彼の提案には説得力があり、魅力的で挑発的です。この本は、臨死体験についてもっと知りたい人、人気科学分野の読者、そして意識についてもっと哲学的な問いに興味がある人にアピールするでしょう。そして特に魅力的なのは、私たちが読むことを通じてグレイソン博士と旅を共にできることです。これはとてもエキサイティングなことです」(スザンナ・ウェイドソン氏)

 2021年刊行予定ということで、かなりの大著になりそうだが、臨死体験に興味のある読者には待ち遠しい話題になるだろう。

文=仲田しんじ