ガチの心霊現象が映った映画『霊的ボリシェヴィキ』がヤバい! 韓英恵に由紀子が憑依、高橋洋監督も戦慄した数々のオカルト現象とは!?(インタビュー)

ガチの心霊現象が映った映画『霊的ボリシェヴィキ』がヤバい! 韓英恵に由紀子が憑依、高橋洋監督も戦慄した数々のオカルト現象とは!?(インタビュー)

ガチの心霊現象が映った映画『霊的ボリシェヴィキ』がヤバい! 韓英恵に由紀子が憑依、高橋洋監督も戦慄した数々のオカルト現象とは!?(インタビュー)の画像

 日本におけるホラー映画界の巨匠・高橋洋氏は、映画『リング』シリーズや『女優霊』など、数多くのJホラー作品の脚本家としても名高い。そんな高橋氏が、神道霊言研究家で日本オカルト界の超重鎮・武田崇元氏が語る「霊的ボリシェヴィキ」という言葉からインスピレーションを得て誕生したという最新監督作品、それこそが映画『霊的ボリシェヴィキ』である。この魅惑的で謎めいた響きのタイトルに引き寄せられた人も多いことだろう。

 2018年2月10日の公開以降、各方面で「怖い」と噂になるとともにじわじわ反響が高まり、現在「霊的ボリシェヴィキ」中毒者が大増殖中。反響を受けて、6月5日には本作のDVDとブルーレイも発売された。そしてトカナは、リリースを記念して高橋洋監督と韓英恵氏に直撃インタビューを敢行した!


※ 2人の実家で起きたヤバすぎる心霊現象が明かされた前編はコチラ


■高橋監督と韓英恵が語るあの世とは?

――話を映画に戻しますが、本作はラストがとても衝撃的でした。どうしてあのような結末になったのでしょうか?

高橋洋監督(以下、高橋)  この作品は、もともと2000年に始まった映画シリーズ「Jホラーシアター」の1本としてシナリオを書き始めたもので、その時すでにラストは決まっていました。異界に触れて穢(けが)れてしまったからこそ、ああいうラストになったのです。

――高橋監督にとってあの世は穢れているというイメージなのでしょうか?

高橋  人間の世界の外側にあるものを「穢れ」ととらえるのは、神道の考え方であって仏教ではありません。でも、日本では神道と仏教が混ざっているので、お葬式のお清めで塩を使ったりしますよね。それも、あの世とつながってしまうと人間としてまっとうな世界では生きていけないから、触れなかったことにしようという感覚からでしょう。人間が人間としての命脈を保つためには、(あの世には)触れないほうがいいと思うのです。

――生きている人間は、決してあの世に触れてはいけないんですね。

高橋  なるべく関係なく生きている方がいいけれど、うっかり触れちゃったらどうしようもありませんよね。ただ、本作では「あの世はなくて、地続きの異界があるだけだ」と言わせています。韓さん演じる由紀子も、幼い時に森を歩いていたら、あの世に迷い込んでしまったという設定です。

――では、韓さんはあの世についてどのようなイメージをお持ちですか?

韓英恵(以下、韓)  どうなんでしょうね……。でも、小さいときに「死んだらどうなるんだろう?」ということを真剣に考えたことがあって、すごく怖かったことを覚えています。でも、今はまったく考えないですね。ただ、亡くなった祖父は生前、倒れて息を吹き返した時に「三途の川の向こうで誰かが呼んでいた……」と話していました。三途の川の向こうで、人が本当に手招きをして呼んでいるらしいですよ。

■主人公・由紀子が韓英恵に憑依!?

――今回、韓さんが演じられた由紀子という女性は霊感が強い設定でした。役作りで心がけたことはありましたか?

  由紀子が何となく人間離れしていたほうがいいと思ったので、直感を大事にしようと心がけていました。“考える”ということ自体、人間がすることなので、考えすぎないほうがいいと思ったのです。もともと、その瞬間の直感とか本能を大事にしながら芝居することが多いので、今回も現場の雰囲気や気を感じ取って、怖かったら怖いというように自分の感覚を大事にしようと思っていました。

高橋  クライマックスで、韓さん演じる由紀子が切実に訴えるシーンがあります。台本上では「大きな声で叫ぶ」となっていたのですが、リハーサルでの韓さんは、小さい声でボソッと言うんです。それで、僕が「大きな声で叫んで」と指示しても、韓さんは「私は小さい声で言いたいです」と。そこで普段の僕なら、「いや、違うだろう」となるんですが、なぜかこの時は、韓さんの直感に従ったほうがいいと思った(笑)。

  あの時、なぜか大きい声で言えなかったんですよね。由紀子が私に、そういうふうに言ってこなかったんです。

――由紀子の思いが伝わったんですね。

  計画的に、数学のように計算して演じる人もいれば、憑依的に演じる人もいます。私はどちらかといえば後者のほうで、その時の直感や考え、そして、感情をすごく大事にしています。

 ですから今回、監督から「台本に書かれた通りに由紀子のセリフを言うように」と指示されたことは、私の中ではハードルでした。こういう霊的な作品に出ることも初めてだったうえ、セリフまで一言一句その通りに言う――ということで、それらの相乗効果的な、ミックスされたものが生じてくるのが霊的な感じでした。今、ちょっとわけがわからないことを私は言っていますよね(笑)。

高橋  言わんとすることはわかりますよ(笑)。普段は、台本を読んで頭の中にセリフを入れて、自分なりのアレンジを加えて演じるという芝居の作り方をしていたんですよね。だけど、僕が最初に「それを封じましょう」と言ったんです。「ここに書かれた通りに言ってみようよ。すると何かが生まれるからね」って。

  そうしたら、本当に霊的なものが生じて、私は由紀子になった。それはすごく良かったと思います。ただ、撮影が終わって宿泊するホテルに帰っても、何かを連れてきたのではないかという雰囲気があって、まったく休めませんでした。まるで、由紀子のまんまで帰ってきたみたいな感覚があったんです。映画を撮り終えた後に実家に帰ったのですが、その時もまだ様子がおかしかったらしくて。母からも「あの時のアンタはおかしかったよね」と指摘されました。

――どのような部分が、いつもの韓さんとは違ったのでしょうか?

  自分ではその時の記憶がなくて、どういう状態だったのか覚えていないんです。でも、ちょうどその頃、首がない由紀子が出てくる夢を見ました。私の中から、まだ完全に由紀子が抜けてなかったんでしょうね。

――やはり映画の由紀子と、今こうやって話している韓さんは、顔つきが全然違いますよね。由紀子からは霊感が具わっていることがビシビシ伝わってきたので、ということは韓さんもきっと霊感が強くて……と勝手に想像していました(笑)。

高橋  韓さんと僕はこの映画の撮影で初めて会ったのですが、鈴木清順監督の『ピストルオペラ』(2001)に少女役で出演された10歳の時から、彼女には注目していたんです。鈴木監督の映画って、出演者の肌の質感などが何となく人間じゃない感じがして、やはり霊的なんですよね。その中で子役の韓さんを見て、「あちらの世界からスカウトされそうな人だな」という第一印象が強烈だった。だから「絶対にこの人には、何かがあるんだ!」ということを、ずーっと思っていたんです。

――たしかに韓さんの吸引力というか、見る人を惹きつける魅力はすごいですよね。シャーマンとか巫女の姿も似合いそうなので、個人的にはそういった霊的な役柄をどんどん演じてもらいたいです(笑)。

高橋  それは僕もそう思います。

■撮影中に起きた奇跡的な心霊現象

――撮影中の印象深いエピソードを教えてください。

高橋  クライマックスの重要な場面を撮影中、不思議なことがありました。ロケ地の廃墟は、上部が全部ガラス張りになっていて、天日が降り注いでいるんです。それで、陽の光をそのまま活かした場面設定になっていました。

でも、クライマックスの撮影中、さんさんと降り注いでいた陽の光が急にさーっと陰って、暗くなったのです。たまたま太陽が雲に隠れたのですが、妙なタイミングでした。

  偶然とはいえ、すべてを味方につけて劇的な場面に仕上がったあの時は、まさに“霊的”でしたよね。

高橋  それから、血溜まりに鏡像のように顔が映り込んだことも不思議でした。鏡を恐れていた登場人物が、その顔を(意図せず)血溜まりに映しながら死んでいる…… 後で気づいた時はゾッとしました。

  そういう不思議なことが満載の映画です。普通はストーリーや意味を考えて、不思議な現象を演出するものじゃないですか。だけど、それが自然に起きてカメラにとらえられている、ある意味これは心霊写真のような映画だと思います。

■高橋監督と韓英恵からトカナ読者へのメッセージ

――では、最後にトカナの読者に一言ずつメッセージをいただけますか?

高橋  この世に幽霊やUFOなどが本当に存在するのかはわかりません。ただ、ひとつ確かなことは、この世では説明がつかない超常現象が起きるということです。ですから、超常現象を探求する視点に立って観ていただけるトカナの読者の皆さんには、ぜひご覧いただきたい映画です。

  私たちさえ気づかなかったような(劇中の)不可解なものを、読者の皆さんに発見していただきたいですね。超常現象がいっぱい詰まっている作品なので、とことん探すことを楽しんでいただけますと幸いです。

高橋  DVDになれば家でじっくり観られますからね。部屋を暗くして、「ひとりかくれんぼ」みたいにしてご鑑賞ください(笑)。

  ぜひ、何回でも観てくださいね!

 いかがだろう。この映画『霊的ボリシェヴィキ』はただの映画ではない。鑑賞者が映画の中に引きずり込まれて恐怖を体感する、いわば“新たなる2次元のバーチャルリアリティ”なのだ。一度触れてしまったら、何度でも触れたくなる危ない魅力がこの作品にはある。そう、すでにそこから意識の霊的革命は始まっているのだ。

(おわり)

※ 2人の実家で起きたヤバすぎる心霊現象が明かされた前編はコチラ

 

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【商品詳細】

『霊的ボリシェヴィキ』(72分/16:9LB)
大好評発売中!
DVD \3,800(税抜)
Blu-ray \4,800(税抜)
販売:キングレコード

<映像特典>(DVD・Blu-rayともに同じ)
劇場予告編
高橋洋監督×武田崇元氏 対談映像
イベント映像
新作短編『宇宙の裏返し』(監督:高橋洋/2019年/24分)
<音声特典>(DVD・Blu-rayともに同じ)
高橋洋監督によるオーディオコメンタリー